- 「IT業界に転職するメリットとデメリットを知りたい。」
- 「特にスキルとかないけど、こんな自分でも大丈夫かな?」
- 「経験者から話を聞きたい。」
この記事を書いている私は、現在ホワイト企業でWebマーケ担当をしており、経験は1年ちょっと。
初めはITってなんだか難しそうに感じていましたが、半年位である程度仕事ができるようになりました。
早い人は3ヶ月位でサクサクやってるので、私は覚えがわるいほうです。
そんな背景の私ですが、「早くIT転職に踏み切っていたら前職で我慢し続ける必要もなかったな」と、今では強く思います。
そこで、この記事では、
- IT業界に転職するメリットとデメリット
- IT業界に転職する最適な方法・手順
- IT業界に転職する前の注意点
など、まとめたことを解説します。
IT業界に転職するメリット・デメリット
「IT業界で働いてる人って、なんか会社から優遇されてたり、稼いでそうだな、、、」といったイメージをお持ちかもです。人にもよりますが、ぶっちゃけ事実です。
先に結論をお伝えすると、「社畜→自由な働き方」を掴むためには、IT業界に転職してスキルを身につけることが最も合理的かつ効果的な戦略です。
IT業界に詳しい人は20~30年先の動向まで予測しており、2年位経験を踏むと「キャリア・年収アップ目的の転職」「フリーランスへの転身」をガンガン行っています。
つまり、1つの会社に依存せずとも働いていけるとして、ポジティブに活動している人が多いということです。
※もちろん同じ会社で働き続けている人もたくさんいます。
前置きが長くなりましたが、メリット・デメリットは下記です。
メリット |
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デメリット |
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まずは、メリットから順に解説します。
メリット① 業界が伸びている
最重要なメリットがこちら。
IT業界で見れば、世界の時価総額ランキングを見るとTOP10のほとんどがIT企業です。
経済産業省の調査では、2030年で約79万人のIT人材の不足が予想されています。
Web業界で見れば、サイト制作やインターネット広告、SNS、ポータルサイトや検索エンジン、EC、電子マネーなどの金融関係などを主に扱う分野であり、消費者との繋がりがとても強い業界です。
両者とも成長し続けることが容易に想像できます。
逆を言えば、大半の業界が停滞している現代、IT・Webに目を向けなければ努力しても結果に結びつかないことも明らかです。
仕事で結果を出せないのは、全てがあなたの責任って訳じゃないというわけです。
業界が伸びてないなら結果を出すのは難しい訳でして、、、それなら伸びている業界で気持ちよく働くほうがいいですよね。
メリット② 給料が高い
上図のとおり情報通信業の給料は平均よりかなり高いです。
給料はわりと職場の雰囲気を左右すると思うんです。
- 給料が高い→みんな心が豊かになる→仕事でも余裕ができる
- 給料が低い→みんな心が狭くなる→無理難題を強いられる
主観的な見解ですが、けっこう当たってるはず。
上図で飲食業の給料が低いですが、私がアルバイトをしていた学生時代に怒鳴る人がいて本気で嫌でした。
その点、IT・Web業界で怒鳴る人は今まで見たことがないので、かなりありがたいです。
また、IT業界は年功序列ではなく能力に応じた報酬形態であることが多く、その業界・職種での実務経験がかなり評価されます。
なので、転職を繰り返している人の多くは、前職より高い年収を条件に転職を成功させています。
メリット③ 副業や独立がしやすい
IT業界の専門スキルが身につくと、どこからでも仕事の依頼を受けることができます。
ITスキルを求めている人や会社はめちゃくちゃ多いからです。
私自身もそうですが、ネットで副業をしてますし、独立の計画も行っています。
IT業界でアルアルですが、会社で結果を残せる人はガンガン独立してます。
独立したら基本的には給料も増えるし、リストラの心配もしなくていいので、良い業界だなと思います。
メリット④ 自由な社風の企業が多い
IT業界は自由な社風の企業が多く、かなり風通しが良いです。
無駄な会議はなし、服装も自由、リモートにも柔軟に対応、など拾い上げたらきりがないです。
以前私が勤めていたところは、上下関係がガチガチに固まっていました。
部下は1時間早く出社して、(上司のために)机を拭いたり、新聞を用意したり、お茶を出したり、、、
飲み会のときには、(上司のために)ビールを注ぎ、無理に褒めたたえ、無茶ぶりに応じ、、、控えめに言って最悪でした(笑)
当たり前ですが、そんな毎日ってマジで楽しくないです。
何のために働いてるんだろう、って感じる時期もありました。
一方、IT業界だと年齢層が若いので、老害が少ない会社も多いです。
続いて、デメリットを見てきましょう。
デメリット① 実力主義である
IT業界は実力主義でして、年功序列みたいな感覚で働くわけにもいきません。
良くも悪くも成果が正当に評価されます。
最近では他の業界でもその傾向はありますが、働かないおじさん(おばさん)は会社のお荷物になってしまいます。
ただ、「上司に気に入ってもらわないと評価してもらえない」など意味不明な評価基準を設けている業界ではありません。
頑張ってるのに評価を受けていない人にとって、その熱量を傾けるには充分やりがいのある環境です。
デメリット② 変化が早い
少しイメージが湧くかもしれませんが、IT業界は成長が著しいので変化が早いといえます。
変化を嫌う人にとってはちょっとキツイかもです。
とはいえ、変化を追い求める性格の人はもちろん、そうでない人も慣れてくると意外と楽しんだりしています。
私が以前働いていた職場では変化に対応するようなところではなかったので暇な時間が長く、そのためか、いじめ・嫌がらせも多かったです。
なので、しょうもないことをやったり考えたりするくらいなら、業界の変化についてチームで議論を交わすほうが100倍マシだと思っています。
デメリット③ 勉強が多い
”変化が早い=勉強することも多い”です。
「AI」「IoT」「ブロックチェーン」「シェアリングエコノミー」「フィンテック」「仮想通貨」などなど、伸びていく分野が次々に登場してきます。
勉強することが当たり前にはなっていきますが、最初はまぁ大変です。
ですが、こういった分野を理解しておくと時代の流れが分かってきます。
そして、ここも重要なんですが、「時代の流れが分かる=ビジネス展開が容易になる」ことにもなります。
つまり、副業とか独立に展開できるということです。
IT業界にいれば、自然とこういった会話が耳に入るので、興味が湧きやすい状態になると思います。
そもそも、IT業界ってどんな職種があるの?
ざっくりですが、IT業界(Web業界も含む)の職種を解説します。
※各項目をタップすることで、内容を開閉できます。
- エンジニア系:プログラマー、システムエンジニア、Webデザイナーなど
- 職種:プログラマー
仕事内容:システムエンジニアが作成した設計書を元に、実際のプログラミングを行う
平均年収:416万円
転職事情:通年需要あり(※特に求人数が多く未経験者の募集も多い)
その他:初心者でも比較的習得しやすい(理系・文系どちらも多い)
職種:システムエンジニア
仕事内容:クライアントの業務分析・システム設計・プログラミング・テスト・保守や運用などシステム開発に関わる一連の業務全てを幅広く行う
平均年収:400万~660万円
転職事情:求人数が多く、時期を問わず採用が活発に行われている
その他:プログラミング以外にもコミュニケーションスキル等が要求される
職種:Webデザイナー
仕事内容:WebサイトやWebアプリのデザイン設計等を行う
平均年収:350万円
転職事情:通年需要あり
その他:デザインだけの担当者もいれば、「JavaScript」や「PHP」などプログラミング言語のコーディングまでの担当者もいる
- マーケティング系:Webマーケターなど
- 職種:Webマーケター
仕事内容:WebやSNSを活用した営業を行う
平均年収:400万円~700万円
転職事情:通年需要あり
その他:Web業界は変化が激しいため、業務内容が必然的に幅広くなる
- 営業・コンサルタント系:ITコンサルタント、セールスエンジニアなど
- 職種:ITコンサルタント
仕事内容:クライアントの経営状況をヒアリングし、システムによる業務改善を提案する
平均年収:611万円
転職事情:通年需要あり
その他:未経験者がこのポジションを狙う場合、「ITコーディネータ」「中小企業診断士」「プロジェクトマネージャー試験」など資格を持っていたほうが良い
職種:セールスエンジニア
仕事内容:一般営業職の社員に同行し、専門的な部分に関する説明を行ったり、技術面からの提案・調整などを行う
平均年収:400万円~900万円
転職事情:通年需要あり
その他:クライアント側の技術担当者と会話ができるレベルの専門知識が必要
- マネジメント系:プロジェクトマネージャーなど
- 職種:プロジェクトマネージャー
仕事内容:プロジェクトのスケジュール、予算、品質、納期など、あるプロジェクトの全体を把握・管理し、進行する役目を担う
平均年収:656万円
転職事情:通年需要あり
その他:社内外の担当者と綿密に連携を取る必要があるため、コミュニケーション力は必須
ほかにもたくさんありますが、上記が主要な職種となります。
中でも「プログラマー」は、未経験を含み求人数が多く、初心者でも習得しやすい特徴を持っています。
スキルが身につくと、別の職種に展開していくことも可能なのでオススメです。
IT業界に転職する最適な方法・手順
IT業界に転職するなら、IT業界に強い転職エージェントを活用しましょう。
理由としては、他の手段・サービスに比べ、希望の会社を見つけやすく、また、入社できる可能性が圧倒的に高いからです。
※転職エージェントとは
転職のプロであるキャリアアドバイザーがあなたの希望職種等をヒアリングし、転職活動を徹底的にサポートしてくれる転職サービスです。
少し分かりにくいかもしれませんが、現在、ITスキルを求めている会社はめちゃくちゃ多く、中にはブラック企業が紛れ込んでいます。
変なサービスを使ってしまうと入社後に後悔するリスクがあるので、IT業界に詳しいキャリアアドバイザーからの情報収集は必須です。
とはいえ、「転職サイトやハローワークでも情報収集できるんじゃないの?」と思うかもしれません。
ですが、転職サイトやハローワークでは企業がPRしている内容しか読み取ることができず、現に、ブラック企業に入社してしまった知人もいます。
それに、自己応募型なので書類作成・面接対策等も大変だし、未経験者だとそもそも受かりにくいです。
なので、サポート体制が充実している転職エージェントを活用は必須です。
IT業界に転職する手順は下記のとおり。
- IT業界に強い転職エージェントに登録する
- 担当者から連絡が来るので、その後面談する
- 希望を伝えて求人紹介を受ける
- 書類添削・面接対策等のサポートを受けながら面接にトライする
最初の登録をすれば、基本的に流れに沿うだけです。
※紹介された求人の良し悪しは自分で判断しましょう。
IT業界に強い転職エージェントについては徹底的に調査していますので、興味がある方は、次の記事を参考にしてください。
≫【2021年】IT・Web業界に強い転職エージェントおすすめ5選【徹底比較】
IT業界に転職する際のよくある質問
- Q.未経験者でも転職できますか?
- A.はい、転職できます。
以前は20代の採用ばかりでしたが、最近になって人材不足が表面化したため、30代のミドル層でも未経験採用があると聞きいています。
- Q.未経験者が転職できる年齢って決まっていますか?
- A.IT業界は職種が多いので、厳密に「何歳まで」というものはありません。
ただ、プログラマーやシステムエンジニアは「35年定年説」というものがあって、体力や学習能力の低下を理由としてキャリアチェンジ(プロジェクトリーダーなど)が行われています。
なので、求人が多い「プログラマー」「システムエンジニア」で考えるのであれば、
・10代~25歳:全く問題なし(研修制度が整っているところも多い)
・26歳~29歳:問題なし(これまでの経験アピールは必要)
・30歳~40代:正直難しいので、これまでの経験(営業や管理職など)を活かせる職種を選ぶ
といった感じです。
- Q.実務経験者でも転職エージェントを活用すべきですか?
- A.はい、むしろ実務経験者だと利用価値がさらに高くなります。
IT業界に特化した「マイナビITエージェント」「レバテックキャリア」「ギークリー」といった転職エージェントでは、実務経験者向けの良質な案件を多数保有しています。
キャリアアップや年収アップ、それに福利厚生が充実した求人に出会える確率がグンと上がります。
- Q.転職エージェントを利用して転職しないってありですか?
- A.はい、ありです。というか、みんなフツーにやってます。
色々と求人を確認してみて、「やっぱり今の会社が良いな」とか、「他のエージェントのほうが良いな(複数利用の場合)」と思えば、サービスを停止できます。
- Q.無料で転職エージェントを利用できますか?
- A.はい、お金は一切かかりません。
厳密にいうと、お金がかかる転職エージェントもありますが、そういったサービスを利用する必要は全くありません。
- Q.プログラミングスクール等で勉強する必要はありますか?
- A.いいえ、不要です。
基本的なことはYouTubeで無料公開されているので、スキマ時間で1ヶ月ほど勉強しておけば、転職しても大丈夫です。
無駄に時間やお金をかける必要はありません。
転職エージェントのキャリアアドバイザーとお話をして、どの職種を希望するのか決まったら、YouTubeで基礎知識を入れておきましょう。
ちなみに、エンジニア職の求人が多いと思いますが、そこを希望する場合、プログラミング言語の「HTML」と「CSS」の基礎だけでも勉強しておけば、面接時・入社時に勉強熱心なことが伝わり、好印象だと思いますよ(^^)
さいごに:IT業界に転職する前の注意点
以上、IT業界に転職するメリット・デメリットについて解説しました。
両者を比べてもメリットが大きいと思いますが、注意点が3つあります。
- IT業界に入っただけで、自由にはなれません。
- 社畜→自由に働ける再現性は、100%じゃないです。
- ITスキルを身につけるには、時間がかかります。
すべて当たり前ですが、、、念のためです。
まず「IT業界に入ったら自由になれる」と思っている人は、「東大に入ったら幸せになれる」みたいな勘違いをしています。自由な働き方は、あなたが掴んでいくものです。
次に「再現性」ですが、時代は移り変わります。なので、将来を見据えて最も合理的かつ効果的な方法をお伝えしたわけですが、誰でも100%成功する保証なんてありません。
最後に「時間」についてですが、ITスキルを身につけるには時間がかかります。まずは「会社で1つのテーマを任され納得してもらうこと」を目標にしてほしいのですが、これが1年ですね。
とはいえ、1年の努力で「求められるスキル」を身につけたら、翌年にはキャリアアップ・副業・独立などの戦略が立てられます。
転職活動からのスタートであれば、立ち上がりがハードです。
今の会社のために無駄な気遣いをしている暇なんて全くありませんので、その点を踏まえて前に進みたいのであれば、次の記事をぜひご覧ください。
転職エージェント選びで失敗しないための解説記事になっています。
≫【2021年】IT・Web業界に強い転職エージェントおすすめ5選【徹底比較】
IT・Web業界に転職したいなら、成功率が他のサービスよりも圧倒的に高い転職エージェントに登録する必要があります。 統計データを見てもIT・Web系の人材価値は今後さらに上がる見込みですが、一方で人材不足もささやか[…]