退院後どうしても仕事に行きたくないなら、素直に辞めてもいい理由

  • もうすぐ退院するけど仕事に行きたくない。
  • 体調の不安もあるし、復帰後会社や周りの対応がわるかったらやっていけそうにないな、、、
  • 仕事復帰が怖い、、、

と悩んでいませんか?

そのような悩みについて解説します。

 本記事の内容

  • 退院後どうしても仕事に行きたくないなら、素直に辞めてもいい理由
  • 仕事に行きたくない理由なんて、他人には測(はか)れない

筆者(taro)は、パワハラを受けて体調を崩してしまい、ある日帰宅中に倒れて入院することになりました。そして、退院後どうしても仕事に行きたくなかったので退職しています。

家族には迷惑をかけてしまったこんな私ですが、退職したことに対しての後悔は全くないと断言できまして、その後はお金の勉強をしてふつうに生活ができています。

今となっては昔話ですが、当時はかなり深刻な悩みでした。

退院後に仕事に行きたくない理由はさまざまだと思いますが、私が思うに「どうしても仕事に行きたくない場合、会社に気を使う必要はなくて、自分最優先の結果辞めることになってもいい」という結論です。

似たような状況の人にとって参考になればと思い、メッセージを書いていきます。

退院後どうしても仕事に行きたくないなら、素直に辞めてもいい理由

退職後どうしても仕事に行きたくないと思ったら、素直に辞めていいと思います。

その理由は、仕事復帰についてかなりの拒絶反応を起こしているからです。

治療と仕事の両立は、かなり気疲れをともなう

メンタル系の症状なら特にですが、仕事復帰後も継続的な治療を要する場合、治療にも仕事にも不安がともなうことになります。

そんな状況で、

  • 治療のために休みを取りたいけど言い出せない雰囲気がある
  • そもそも人間関係の構築がうまくいってなくて、あなたが会社に迷惑をかけているという雰囲気がある

といった感じだと、一番大事な治療を優先できません。

そんな環境下で無理をすれば治療はおろか、その気疲れだけでも心身は疲弊していく一方です。

逆に、あなたの治療に対して協力的な会社であり人間関係も良好であれば、多少仕事に行きたくなくても復帰したほうがいいと思うのです。

仕事に行かなくてもお金に困らないならともかく、収入源が途絶えてしまえば、それはそれで大きな悩みとなりますので。

入院中に職場の人から暖かいメッセージを受けているのであれば、それだけで救われますよね(≧◇≦)。

優先すべきは「自分」と「家族」

退院後の治療と仕事を両立していくうえで大切な考え方は、「優先すべきは自分と家族」であり、会社ではないということです。

たしかに会社の方針に従うことは必要だと思いますが、それは自分や家族を犠牲にしてまで行うことではありません。

例えば、

  • 身体に負担をかけられない状態なのに力作業を行わなければいけない
  • メンタルの負荷をかけるべきじゃないのに気疲れがひどい

といった場合、わざわざ入院治療を行ったのに、状態は悪化します。

会社や周囲の期待に応えて状態が悪化した結果、痛い目を見るのは会社ではなく、大切な自分とその家族です。

仕事を休んでも辞めても、実際には会社に迷惑はかからない

すみません。少し、私の過去を語らせてください。

私は元々公務員でして、配置転換が定期的に行われていました。

当時、人事権を有する上司(←私にパワハラしていた人)が行った一貫しない言動の話です。

配置転換の時期にともなってその上司は、「意に添わない異動もあると思うが希望が通らないことはある。そうでないと組織はうまく機能しない」という、ごもっともな話を皆に伝えました。

そして私は、その上司の直下に配置換えとなりました。

想像するに難くないのですが、それからの私は嫌がらせをもろに受けて体調を崩し、「帰宅中に倒れる→救急搬送→医師・家族と話して翌日から入院(休職)」という流れになりました。

入院中の私に届いたその上司からのメッセージは「ゆっくり休むように」、見舞いに来たほかの上司は「迷惑は全然かかっていない。問題ない」でした。

そのとき生じた感情は省略しますが、ここで言いたいことは「多少欠員が出ても組織や会社は機能する」ということ。

働き方はいろいろある

今や個人で稼ぐ時代だといわれるように、働き方は意外と自由で、仕事の選択肢は幅広いです。

仕事をする目的って実際のところ、生きるために「お金が必要」だからですよね。

インターネットを利用して個人で稼いでいる人は多くいますし、正社員にこだわらなくても契約社員・派遣社員・業務委託で生活している人も大勢います。

職種についても、営業・事務・飲食・IT・建築・農水産など多岐にわたります。

新たにチャレンジすることは努力も必要ですが、今の時代、自分に合った働き方を選ぶことはできるのです。

とはいえ、退院後も治療を要する場合、心身の回復を最優先にしなければいけません。それは絶対。

なので、体調をさらに悪化させる可能性があるにもかかわらず、会社に気を使って仕事復帰を急いだら、結局自分や家族が痛い目をみます。

そこは、今適用されている傷病手当金(最長1年6か月)や労災(治癒または症状症状まで無期限)、それに会社の休職制度とを照らし合わせて、しっかり体調を整えましょう。

今後の人生(働き方)についてよく考えるタイミングにもなっているはずなので、自分の気持ちを整理していきましょう。

仕事に行きたくない理由なんて、他人には測れない

仕事に行きたくない理由なんて他人が理解できるものではなく、結局自分の基準でどうにか意思決定するしかありません。

その理由は、私の経験上、仕事復帰に対する考え方について他人との違いを強く感じたからです。

すみません。最後にもう一回、私の過去を語らせてください(>人<)

私の場合、退院後の仕事復帰に関して、職場も職場仲間も受入れの体制は整えていたと思います。

現にそのようなメッセージはしっかり届いていて、ありがたいとは思っていました。

ただ、私はパワハラ被害による心身の疲弊により入院していたので、そもそも職場が嫌いになっていました。

若干歪んだものの見方になっていたのかもしれませんが、特に復帰してからの人間関係については想像するだけでも気疲れの億劫(おっくう)さがぬぐえませんでした。

仕事復帰したとしても、気持ちよく仕事をして、気持ちよく帰宅することはないだろうと、、、

そこで退職を決めました。

しかし、30代で公務員を辞めるということは、企業に適合するスキルを持たないまま別の生き方を歩むわけです。

職場の人をはじめ、周りの反応は明らかに「辞めるのはもったいない、家族に対して無責任」というものでした。

その中でも、私が日々疲弊していく姿を近くで感じていた妻は一定の理解を示してくれたので、本当に助かったわけですが、自分の「もうどうすることもできないほど仕事に行きたくない」という気持ちと、他人との感覚にはかなりの乖離(かいり)が生じていました。

ただ「周りの意見に流されたら必ず後悔する」という気持ちは強く、そして「誰のために生きてるんだ?」という疑問を問いかけた結果、退職を選んだわけです。

今まで後悔は全くありません。

「誰のために生きているか」の答えなんてたぶん、「自分」と「家族」の2つしかないなのかな、と。

私の場合は、復帰後に治療の心配がなかったにもかかわらず退職を決めた、いわば「無責任」と呼ばれる類の人間なのかもしれません。

ですが、退院後にどうしても仕事に行きたくないとき、継続して治療を要する人もそうでない人も、「自分」や「家族」を犠牲にしないことを前提に、今後について考えてほしいのです。

正直なところ、固定費を見つめなおせば、収入が少なくても生活はできます。

派手な生活を望まないのであれば、

  • 自分で少なからず稼ぐ力をつける
  • 生活費が足りないようであれば、補足的に職場で働く(職場でのストレスを最小限に)

といった感じのほうが、人生ずっと楽ですよね。

 

ーーー【追記】ーーー

筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。

もし興味があれば、ご覧ください。

≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】

 

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