- 仕事を辞めたいときってどんな理由があるの?
- 仕事を辞めたいときの対処法はどうすればいいの?
- 仕事を辞めた方がいい基準ってあるの?
本記事の主な内容
- 仕事を辞めたいと思った理由【経験談】
- 仕事を辞めたいときの理由・状況別対処法
- 理由は様々でも仕事を辞めたいとき、最高の決断をしなければならない
こんにちは、taroです。
私はこれまで4回転職してきました。
仕事を辞めたいと何度も思ってきました。理由は様々でしたが経験上お話しできることもあるかなぁと思います。
そこで、仕事を辞めたい理由について、経験談ベースで記事にしました。
- 1 仕事を辞めたいと思った理由【経験談】
- 1.1 仕事を辞めたい理由ランキング
- 1.2 仕事を辞めたい理由①:飛び込み営業という「仕事内容」にやりがいを見出せなかった
- 1.3 仕事を辞めたい理由②:とにかく「給与」が低い、お金がなくて生活がままならない
- 1.4 仕事を辞めたい理由③:会社に「将来性」を感じない
- 1.5 仕事を辞めたい理由④:あまりに「社風」が合わない…とまどう日々
- 1.6 仕事を辞めたい理由⑤:残業・時間外勤務が多すぎ…明らかに劣悪な「労働環境」
- 1.7 仕事を辞めたい理由⑥:「人間関係」が悪くても嫌だとは言えない…
- 1.8 仕事を辞めたい理由⑦:上司からパワハラを受けるも誰にも言えない…
- 1.9 仕事を辞めたい理由⑧:全く「評価」されない理不尽な日々は辛さMAXでした
- 1.10 仕事を辞めたい理由⑨:自尊心を失い体調に異変、うつ病で休職
- 1.11 仕事を辞めたい各理由を経験して思うこと
- 2 仕事を辞めたいときの理由・状況別対処法
- 3 理由は様々でも仕事を辞めたいとき、最高の決断をしなければならない
仕事を辞めたいと思った理由【経験談】
仕事を辞めたい理由のランキングを確認してから、経験談のお話です。
仕事を辞めたい理由ランキング
厚生労働省・各転職サイトの調査結果を総合考察してみると、仕事を辞めたい理由は下記のようになりました。
- 1位:給与が低い
- 2位:労働環境・条件が悪い
- 3位:職場の人間関係が悪い
- 4位:仕事にやりがいを感じない
- 5位:会社に将来性を感じない
調べる過程でわかったのですが、私は4回も転職してきたので、上記理由(悩み)全て経験済みでした…。
そこで、仕事を辞めたい理由(上記理由以外も含め)について、私の経験談を記したいと思います。
仕事を辞めたい理由①:飛び込み営業という「仕事内容」にやりがいを見出せなかった
私は大学卒業後、新卒で営業職に就きました。
いわゆる「飛び込み営業」でしたが、3年目で自分には合わないと強く思いました。
先輩・上司がいう「石の上にも三年」を信じて続けましたが、仕事にやりがいは見出せませんでした。
何度も転職が頭にちらつきましたが、休日出勤や勤務後の付き合い等々で余裕を持てず、今後の計画も立てずに仕事を辞めてしまいました。
仕事を辞める理由については素直に「別の仕事をしたい」と伝えました。引き止めはありましたが押し切る形で退職しました。
仕事を辞めたい理由②:とにかく「給与」が低い、お金がなくて生活がままならない
その後、失業保険手当を受けながら転職活動を行ったものの、第二新卒枠での活動ができず難航しました。
そして「お金」の不安が押し寄せてきました。
営業職のときに付き合いの飲み会が多く、またストレス発散で浪費癖があったため、貯金をあまりしておらず、底をつくのは時間の問題でした。
私はとりあえずという気持ちで最寄りのハローワークを通じてサービス業の会社に入社しました。
しかし、給与明細を見て、あまりの低さに手が震えました。
入社前に給与関係は確認しましたが、手取りにすると前職の3分の1にも満たなかったのです。
最低限の生活がやっとでした。先輩に確認したところ「この会社で働き続けても、まともな生活をするのは不可能」と言われました。
この話を聞いた時点で、「この仕事を辞めたい。いや、辞める。」と決めました。
そして、こっそり転職活動を進め、転職先が決まると、わずか数ヵ月でしたがすぐに退職意志を上司に伝えました。
仕事を辞める理由については本音を言えず、「ほかにやりたい仕事がある」と伝えました。
仕事を辞めたい理由③:会社に「将来性」を感じない
2回目の転職先は給与面を重視して入社したサービス業です。
しかし、入社1ヵ月後に店舗の縮小が行われました。
つまり、赤字企業だったのです。
私も配置転換を命ぜられ、入社早々会社の将来性に不安を感じることとなりました。
仕事内容・人間関係に不満はありませんでしたが、やはり「お金」の心配はありました。
この時点で20代半ばも終わりかけ…。私は公務員になろうと思いました。
転職を考えたところで、年齢・場所(地方)的にも安定職と呼ばれるところはありませんでした。
入社して約半年後、公務員に合格したので、1年程で退職しました。
仕事を辞める理由については、公務員に受かったことをみんな知っていたのでそのまま伝えました。
仕事を辞めたい理由④:あまりに「社風」が合わない…とまどう日々
私は「ようやく安定職につけた~‼」と思いました。しかし、ここからが不安定な人生の始まりでした。
公務員は閉鎖的な環境です。人間関係もおのずと職場内に収まっていきました。
そして上下関係が強固であり、上司の言うことは絶対でした。
公務員独特の雰囲気や価値観は当初違和感も多く、社風が合わない…、そんな悩みを抱えていました。
仕事を辞めたい理由⑤:残業・時間外勤務が多すぎ…明らかに劣悪な「労働環境」
私が働いた組織は残業・時間外勤務が多く、1ヵ月自宅で休めないということも多々ありました。
1週間に1度だけ荷物を取りに帰って職場で寝泊まりするといった生活が周期的に訪れましたが、慣れれば耐性がつくものの、毎日の疲労感は半端なかったです。
仕事を辞めたい理由⑥:「人間関係」が悪くても嫌だとは言えない…
どの会社でもある話ですが、私が働いた職場ではストレスを抱えている人が比較的多いのかなと思います。
上司からの理不尽な扱いをされるにもかかわらず、飲み会にはよく誘われる、仕事のミスも許される雰囲気ではなく、全体的にギスギスしていました。
閉鎖的な環境という条件も重なり、人間関係がこじれると厄介です。
私も新人時代、上司との関係が悪くなる度に頭を下げるしかありませんでした。縦社会なので嫌とは当然言えません。そんな状況が苦手でした。
私は、安定職を求めて公務員になったのに、気持ちは全然安定していないことに気付き、3年目辺りで「もう公務員の仕事を辞めたい」そう強く思い、家族に伝えました。
転職を繰り返してきたので、正直「仕事辞めたい病」にかかっていたのかもしれません。
しかし、家族の反対もあって「そんな甘えたことを言ってはいけない」と考え直し、「誰からも文句を言われないくらい仕事ができるようになろう、そうすれば多少の理不尽は言い返せる」と思いました。
それから約1年、仕事の能力を上げることだけに注力した結果、それなりの能力や評価がついてくるようになり、いつしか理不尽なことで悩むことはなくなりました。
仕事を辞めたい理由⑦:上司からパワハラを受けるも誰にも言えない…
それから数年が経ち、ある上司に反発してしまいました。
自分の意見が間違っていないと主張した結果、上司の理不尽さが表面化して恥をかかせてしまったのです。
それがきっかけかどうか定かではありませんが、ちょうどその頃からパワハラを受けるようになりました。
パワハラは約1年続きました。
公務員なのでハラスメント相談窓口も設置してあるのですが、都合が悪いことにパワハラ上司は人事権を持っている上層部でした。
つまり、窓口に相談すれば、そのパワハラ上司に報告が行くという構造だったのです。
誰かに相談したくても言えない…、そもそも相談するという行動すら億劫になっていました。
仕事を辞めたい理由⑧:全く「評価」されない理不尽な日々は辛さMAXでした
パワハラについては、身体的攻撃がなかったものの、いろんな行為をされ続けました。
周囲も気付いてはいるけど、何も言えないといった感じでした。
ただ、何よりも辛かったのは、いくら仕事で成果を出しても評価の対象外となっていたこと、最終的には自分の専門分野を外されてパワハラ上司直属の部署に異動させられたことでした。
これがやりがい搾取というやつかぁ…、そう感じるとともに、その頃には体調に異変が起きていました。
仕事を辞めたい理由⑨:自尊心を失い体調に異変、うつ病で休職
不眠症が続き、眠れない日々が続きました。
職場で緊張状態が続き帰宅しても休めない、自尊心も削られ、何かをしようという気力がありませんでした。
そんな日々が続きましたが幸いにも帰宅中に倒れ、救急搬送されたおかげで病院での措置を受けることができました。
主に過労という診断だったので、当時の私は翌日から職場に行くと言っていたようです。
それを見かねた医師や家族の説得を受け、うつ症状も出ているとのことで、入院・休職手続きに入りました。
私が経験したパワハラ→うつ病の流れでは、仕事を辞めたいとかそういう感覚すらなかったように感じます。
入院翌日の目覚めで「パワハラが放置される職場でもう働きたくない、公務員の仕事はもう辞める」と決めた私ですが、その後の社会復帰には時間を要しました。
そして、このとき30代後半です。
今振り返っても、無残すぎる結末です、、、(´・ω・`)
パワハラを受け始めた段階で仕事を辞めるべきと判断できていたら、、、もっと早く転職活動に切り替えていたら、、、そう考えることは何度もありました。
とはいえ、そんな私も今、ちゃんと生きてます(๑•̀ㅂ•́)و✧
日本は働く意志があれば支援制度が手厚いので、仕事を辞めても実は大丈夫なんだなと感じました。
ちなみに、仕事を辞めて後悔したことはありません。強がりではなく本当に。
仕事を辞めたい悩みはほとんど呪縛です。解放されたら見える景色が変わります。
仕事を辞めたい各理由を経験して思うこと
公務員でのパワハラ→うつ病経験はちょっとイレギュラーでしたが、これまで仕事を辞めたいという悩み(理由)や転職経験を通じて思うことがあります。
それは、自分一人で最適な転職先を見つけることは難しいということです。
転職活動において情報とサポートは必要だったなぁと4回目の転職で気付きました。
休職→退職の間に調べた結果、「転職エージェント」と「企業口コミサイト」を併用すれば、かなり効率よく良い転職先を見つけることができると知りました。
詳しくは「仕事を辞めたいなら転職先が決まらないままの退職は絶対回避【断言】」という記事で解説しているので参考にしてみてください。
仕事を辞めたいときの理由・状況別対処法
ここで、対処法について考えてみましょう。
仕事を辞めたい理由が何であっても、甘えではありません
仕事を辞めたいと思うことが甘えかもしれないと感じていませんか?
仕事を辞めたいのは甘えじゃありません。たとえどんな理由であってもです。
もし周囲から甘えた理由だと言われたとしても、それを気にする必要はないのです。
どんな理由であっても、現にあなたは仕事を辞めたいと悩んでいます。
「仕事を辞めたいなんて甘えだ!」の背景は「仕事を辞めたいと思っても我慢して働け!」なので、うのみにして無理したら、うつ病になってしまいます。
ただ、辞めて後悔しても誰も助けてくれないのは事実です。
仕事を辞める判断はあくまで自分自身が最終判断をするわけで、他人が決めることではありません。
結局のところ、仕事を辞めても辞めたなくても自己責任ということになりますね。
なので、仕事を辞めたいなら辞める準備をすればいいのです。
仕事を辞めた後の道筋が定まっていれば、誰も甘えなんていいません。
理由が定まらず「仕事辞めたい病」にかかっているなら、克服を検討してみましょう
仕事を辞めたい理由が定まらず、日頃の憂鬱さから常に辞めたいと考えているのであれば「仕事辞めたい病」になっていないか考えてみましょう。
そして、克服できないかも一度検討してみましょう。
なぜなら、「仕事辞めたい病」は慢性的なストレスが要因となっている可能性があるからです。
こだわりの視点を変える、頑張りすぎない、こういった意識に変えるだけでも緩和するかもしれません。
仕事を辞めたいという気持ちが強いのであれば、正直なところ、転職活動に力を注いだ方がいいと思います。
一度自分の状態を確認し、ストレスを緩和すべきか、仕事を辞めるべきか、検討してみましょう。
仕事を辞めたい理由がうつ病関連なら、必ず相談と休みを考えましょう
仕事を辞めたい理由がうつ病関連であれば、必ず相談と休み(休暇制度等)を考えましょう。
その理由は、私が非検体として経験済みなので、確かです。
パワハラ、セクハラ、マタハラといったハラスメントで悩んでいる場合、一人で抱え込むことでうつ病を発症するリスクがあります。
そのほか、労働環境や人間関係が原因で引き起こされることもあるので、うつっぽいなと感じたら医師の診断を受けましょう。
仕事を辞めて離脱するのも手ですが、まずは相談のうえ休みが取れないかを考えてください。
理由は様々でも仕事を辞めたいとき、最高の決断をしなければならない
私たちは働き続けなければ生活できません。
仕事を辞めたいということは人生の転換期でもあります。
だから、納得いくまで考え、最高の決断をしなければなりません。
仕事を辞めるべきか否か、転職活動なしに納得いく判断はできません
何かしらの理由で仕事を辞めたいと思ったとき、辞めるべきか否かの判断を求めても、転職活動なしに納得いく答えは出てきません。
なぜなら、自分が他企業で働いた方が充実するのか、仕事を続ける方が最適なのか、今の段階では見えてこないからです。
転職活動を通じて自社と他社を比較していくうちに判断材料は明確になっていきます。
そうして、仕事を辞めるべきか否かについて、納得いく判断ができるのです。
新卒で仕事を辞めたいなら、理由の如何を問わず転職活動すべきです
新卒で仕事を辞めたいなら、理由が何であれ転職活動をすべきと断言します。
私は「石の上にも三年」が長すぎると思いました。
仕事が合わないと確信していたのに耐え続け、退職時に気付けば、第二新卒枠を手離していました。
すぐに辞めると思われるのが嫌であれば仕方ないですが、それでも転職事情を考えてみれば「新卒扱い」の市場価値は高いです。
仕事を辞めたいのであれば、行動すべきです。
仕事を辞めたいなら、適切に転職活動をしましょう
大前提があります。
収入が途絶えるリスクを避けるため、必ず在職中に転職活動を行いましょう。
その上で、上述したように私が転職活動を通して最適と感じた方法は「転職エージェント」と「企業口コミサイト」の掛け合わせです。
詳細は「仕事を辞めたいなら転職先が決まらないままの退職は絶対回避【断言】」という記事で解説していますが、ここでは集約して話します。
「転職エージェント」とは、転職アドバイザーによる様々なサポートを受けることができる求人媒体です。
「企業口コミサイト」とは、企業の内情(実際に働いた人の口コミ情報)を見れる求人媒体です。
つまり、在職中という時間的余裕がない中でより良い転職先を見つけるために、「転職エージェント」でサポートを受けながら「企業口コミサイト」で気になる企業の内情まで確認する、という方法です。
具体的には、下記手順。
- 転職エージェントと企業口コミサイトに登録する
- 企業口コミサイトで気になる企業を探すとともに、内情も見ておく
- 気になった企業を転職エージェントに伝える(求人募集があるかは要確認)
- 書類選考の通過率が厳しい場合、転職エージェントから推薦状付きで応募する
この方法ならば、気になった企業の口コミ情報を転職エージェントで正しく整理でき(口コミはマイナス評価も多いため)、さらに、推薦状付きだと書類選考の通過率も上がります。
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ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】