- 新人ネイリストって辛い、、、
- クレーム受けるし、私って向いてないのかも、、、
- もうこの仕事辞めたい、、、
と悩んでいませんか?
このページでは、同じ悩みを抱えた方々の体験談を紹介します。
ネイリストの仕事を辞めたい人が知っておきたいこと|新人がすぐ辞めるという実情【離職率がの高い】
ネイリスト、特に「新人ネイリスト」の離職率は非常に高いと言われています。
新人ネイリストが1年以内に辞める割合は、「5割から8割」というのが現状です。
憧れてサロンに入るものの厳しい現実に直面し、ギャップの大きさから離職するといった背景があり、「新人はすぐ辞める」という業界認識もあるようです。
比較対象として、厚生労働省が公表している離職率のデータを見てみましょう。
出典元:厚生労働省
これは業界・経験年数・年齢等を総括したデータになりますが、「美容(ネイルサービス業)」を含む「生活関連サービス業、娯楽業」で離職率23.9%、、、
比較すると、新人ネイリストの離職率は異常に高いことがうかがえます。
ネイリストの仕事を辞めたい理由【体験談】
このページの体験談では、「ネイリストの仕事を辞めたい」という悩みを、各理由ごとに分けて紹介しています。
理由①|ハードな仕事内容で体力的にきつい
ネイリストの仕事では高い集中力と手先の器用さがとても求められました。私は元々ネイリストになりたいと思ってサロンに入ったので、どちらも比較的持ち合わせていると思っていたのですが、勤務となれば話は別でした。
お客の爪上に細かい絵を描くことは自分のそれとは異なり、ほんの少しズレるだけでもデザインの印象がガラッと変わるので、失敗が許されません。1人のお客に約2時間ずっと集中力を保たなければならず、時間を使い過ぎると休憩を取っている暇すらありませんでした。
また、長時間前かがみの姿勢も腰や肩への負担が大きく、夜の練習時間も含めると実質勤務時間が10時間越え、、、1日の疲れは異常で本当に体力的にきつかったです。帰宅後リラックスする余裕もなく眠りについていました。
理由②|接客でクレームを受けることが辛い
何より辛かったのがお客からのクレームでした。私はこれでネイリストとしての自信を失いました、、、ネイルが好きだけで接客が務まるわけではないと痛感しました。
接客中の時間配分には気を使っていたのですが、そこを意識するあまり仕上がりが悪くなったり、時間を過ぎることもあります。そんな時にクレームを何度か受けてしまいました。
クレームは本当に辛かったです。
理由③|腱鞘炎に悩まされた
私はとにかく練習しました。うまく施術ができるようお客に満足してもらうよう、そのためには練習しかないと思いました。夜の練習もですが、体力的にきつくても自宅練習をしました。
そんな気持ちとは裏腹に腱鞘炎で悩まされることとなりました。左手の親指(付け根)が異常に腫れてしまい、物を握ったり動かすだけでも激痛が走りました。
しばらく我慢していましたがさすがに耐えられず、病院でステロイド注射を打ってもらって一時収まりました。ところが、しばらくして再発しました。
理由④|向いてないと思った
結局のところ、私はネイリストに向いてないと思いました。好きだけではネイリストの仕事は務まらない、、、やはり思いました。
店長に「ネイリストを辞めたい…」そう伝えたところ、必死に止めてくれました。でも気持ちは限界でした。新人だからというわけではなくネイルは下手だったと思うし、頑張って練習しても身体は悲鳴をあげるし、お客のクレームは辛いし、、、毎夜泣いていました。涙が止まりませんでした。
理由⑤|うつ病寸前だったと思う
当時の私はうつ病寸前だったと思います。体力的にも精神的にも負担が大きく、店長の前でも何度か泣いてしまいました。店長は優しかったです。仕事には厳しかったけど、私が辞める時には「これまで頑張ってたところは見てたから。またどこかのサロンでネイリストをしてほしい」と言ってくれました。
その後の私は実家でしばらく休暇を取りました。徐々に前向きになれたことから再就職を考えましたがネイリストは諦めました。店長には申し訳ない気持ちだけど、別の道でやり直そうと思っています。
理由⑥|性格悪い女先輩がいて人間関係でストレス
私が勤務していたネイルサロンでは性格悪い先輩がいました。職人気質で融通が利かない人でした。何かとマウント攻撃がひどかったです。そもそもネイリストの職場は女社会なのでちょっとしたいじめもあるし、派閥争いとかもあって、人間関係のストレスに耐えられませんでした。
性格の悪い先輩は上下関係に厳しかったので、指導してもらったことは絶対に守らなきゃいけなかったのですが、オーナーと違う話も多々あり、そういったこともストレスでした。
アットホームな雰囲気のサロンもあるようですが、私が勤務していたところは物凄くギスギスしていて嫌でした。
理由⑦|ネイルアレルギーに悩まされた
また、ネイリストとして半年程でネイルアレルギーが発症しました。
一度発症すると完治が難しいとも言われかなりショックを受けました。そこからネイリストを辞めようと真剣に考え始めました。
病院で処方された薬を塗っていましたが徐々に水ぶくれがひどくなりました。そうすると、お客の反応が怖くなり手を見せるのが辛くなってしまいました。
理由⑧|収入面に不満がある
そのほか、収入面にも不満がありました。
給料は手取り15万、、、
材料費は自腹だし、サロンでは些細なことですぐ給与天引きとか罰金があったのでさらに低い収入になります。
ほかの新人ネイリストも同じような収入かもしれませんが、私の場合は職場の人間関係やアレルギーに悩みを抱えていたので、辞めて良かったと思っています。
まとめ:収入(平均)を意識しておきましょう。
ネイリストを辞めたい方の中には、向き不向き・職場のストレスといった悩みのほか、将来性を考えた「収入面」の意識も高いところだと思います。
国税庁の「民間給与実態統計調査結果」を考慮すると、ネイリストの平均年収は300万円前後(月給25万円、初任給20万円程が相場)になります。
日本の平均年収と比較すれば、若干低い傾向にあるようです。
給与形態はサロンにより様々でしょうが、今後もネイリストとして働きたい、でも今のサロンは辞めたいという方の参考になれば幸いです。
過酷な労働環境ですし、新人でのプレッシャーも大きい職業なので、心身を大切にしながら、今後について見つめてほしいと思います。
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】