- なぜ「仕事を辞めたいけど言えない」といった状況になっているのかな?
- 円満かつスムーズに仕事を辞めるにはどうすればいいの?
本記事の主な内容
- 仕事を辞めたいけど言えない理由
- 円満かつスムーズに退職するための方法
こんにちは、taroです。
私はこれまで4回転職してきました。
新卒入社の営業職では、引き止められたら嫌だと思いながら、仕事を辞めたいけど言えない悩みを抱えていました。
そういった経験も踏まえつつ、記事にしました。
仕事を辞めたいけど言えない理由
なぜ「仕事を辞めたいけど言えない」といった状況になっているのかな?
このような悩みの理由はさまざまです。
理由や状況別に見ていきましょう。
仕事を辞めたいけど言えない理由①:新卒の立場だから
入社して経験が浅い新卒の人は、仕事を辞めたいけど言えない状況になることが多いです。
まだ職場にも馴染めていない場合は特に、上司に伝えることが怖いという気持ちもあると思います。
例えば、
- 職場に迷惑をかけそうで申し訳ないな
- 退職意思を伝えて引き止めを受けた場合、気まずい思いをしそうだな
- 「新卒の身で甘えている」と言われそうで怖い
など、新卒であるゆえに上司や会社に迷惑をかけたくないし怖いといった悩みを抱えがちです。
入社後間もない場合は、まだ会社のことを知らないだけという可能性もあるので、労働環境が劣悪な場合を除いては、一度仕事に打ち込むことが必要かもしれません。
とはいえ、仕事を辞めたい新卒の人が甘えているのかというと、そうでもありません。
今の職場環境を見た上で先のことを考えているのであれば、転職した方が良い方向に進みやすいです。
>>関連記事:仕事を辞めたいと思う新卒女性は甘えなのか?|時期を少し意識しよう
仕事を辞めたいけど言えない理由②:上司が怖いから
新卒に限らず、「上司が怖いから言えない」という人は多いです。
そもそも辞めたくなる会社では、良好な人間関係が構築されておらず、上司に言いにくい雰囲気があるということも多いのです。
上司が怖くて仕事を辞めたいと言えない場合、引き止められると少々厄介です。
上司に意見を言いにくいのに加え、それなりの理由付けで引き止められます。
特に強引な引き止めの場合、退職意志を伝えたものの断念し、その後気まずくなることもあるので、退職の意思表示はハッキリと伝える必要があります。
仕事を辞めたいけど言えない理由③:人手不足だから
仕事を辞めたいけど言えない理由の中で、特に多いのが会社の人手不足です。
これは、本当に会社が困ることもあって、「迷惑をかけてしまう、申し訳ない」といった気持ちが強くなります。
忙しい時期に辞めるとなれば、引き止めの可能性も高いです。
人手不足の場合はタイミングが大事なので、先に転職活動をしておき、繁忙期を過ぎてから退職意思を伝えるなど、工夫が必要になります。
仕事を辞めたいけど言えない理由④:家族(親・旦那等)が悲しむから
仕事を辞めたいけど言えないといった悩みは、会社に対するものだけではありません。
親や旦那さん、人によっては彼氏・彼女に対しても言えない悩みを抱えます。
家族等に心配をかけたくないという気持ちは、あって当然かもしれません。
たしかに、仕事を辞めるとなれば家族は心配します。
今後の生活について予定が立っていなければ特にです。
旦那さんであれば、具体的に話し合う必要もあります。
ただ、家族が悲しむというのは思い込みかもしれないので、仕事を辞めたい理由や今後の計画によってはむしろ応援してくれる場合も多いです。
なので、まずは家族でしっかり話し合い、その上で会社に退職意思を伝えるべきか、検討すべきと思います。
仕事を辞めたいけど言えない理由⑤:今後の生活を考えると怖いから
今後の生活を考えると怖いといった理由で、仕事を辞めたいけど辞められない・言えない、ということもあります。
今後のお金に不安があると、辞めるに辞められないですね。
こういった場合は、仕事を辞めることをいったん保留にしましょう。
勢いで辞めてしまうと、不安が的中します。
まずは、貯金がいくらあるのか、転職先が決まっているのか、退職後いつまで生活ができるのか、保険制度等は適用されるか、しっかり考えましょう。
仕事を辞めたいのに理由を言えない場合は、働きたくないだけの可能性がある
上記理由を確認しても当てはまらない、ほかの理由を考えても仕事を辞めたい理由が言えない場合、辞めるべきではありません。
なぜなら、ただただ働きたくないといった理由の可能性があるからです。
ブラック企業だったり、ハラスメントと受けている、うつ病になりそうだ、そういった場合やしっかりと今後の目標がある場合は別です。
しかし、「仕事を辞めたい理由がない」ということは、「辞める必要がない」ということかもしれません。
仕事を辞めるということは一大事なことです。
なので、そういった場合はもう少し考えて、見つからない場合は信頼できる人に相談してみましょう。
それでも見つからない場合は、働きたくない人にとっての生き方も考えてみましょう。
>>参考記事:働きたくないし人と関わりたくないと思ったらブログを始めるべき理由
仕事を辞めたいけど言えない人へ。円満かつスムーズに退職するための方法
次に、円満かつスムーズに退職するための方法を見ていきましょう。
仕事を辞めたいと言えさえすれば、会社は辞められます
前提として、仕事を辞めれない会社は存在しません。
なぜなら、法律(民法627・628条)でそう定められているからです。
意識する点は2つです。
- ①会社に退職する旨を告げれば、14日間経過することで、雇用関係を終了させることができます。
- ②ただし、雇用契約期間を定めている場合には「やむを得ない事由」がない限り辞めることができません。
※「やむを得ない事由」とは、妊娠・出産、怪我・病気、家族の介護、パワハラ・セクハラ、明らかに労働条件と違う、このような場合をいいます。
上記自由がある場合は、雇用契約期間に関係なく辞めることができます。
なので、
- 雇用契約期間の定めがない場合は、①2週間(14日)前に仕事を辞めたいと言うこと
- 雇用契約期間がある場合は、②特段の事情がない限りは雇用期間経過のタイミングを見て仕事を辞めたいと言うこと
これで辞めることができます。
仕事を辞めたいと言えるタイミングを考えましょう
仕事を辞めたいと言えるタイミングを意識しておきましょう。
タイミングを間違えると、スムーズに辞められない可能性があります。
例えば、
- 繁忙期のとき
- 人手が明らかに不足しているとき
- 処理できる業務をたくさん残しているとき
など、このような場合だとスムーズに辞められない可能性があります。
自分の業務を処理していないと、周りに迷惑をかけることにもなるので、できる限りのことはやっておき、仕事を辞めたいと言えるタイミングを意識しておきましょう。
仕事を辞めたいけど言えない人は、円満退職を意識しましょう
仕事を辞めるなら、基本的に円満退職を考えるべきです。
退職意思を伝えてから、しばらく働く可能性もありますし、その後の手続きもあります。
円満かつスムーズなやりとりができるように意識しましょう。
そのためには、
- 退職意思を伝える相手は、できる限り直属の上司にする
- 退職の意思表示をしたことを証拠化しておく
- 退職意思を伝える前に辞める理由を明確にしておく
- 業務引継ぎをできる限り終わらせ、退職意思の伝えたら有休消化を利用する
を意識しておきましょう。
そして、辞める理由については、会社を否定するような本音は避け、建前でもいいので「今後のスキルアップ」「家庭の事情」といったものにしましょう。
それでも引き止められる場合は、「今の会社でやっていく自信が全くない」と伝えることも有効です。
何より、「今の仕事を辞める」という意思表示は明確に、ハッキリ伝えましょう。
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】