- 仕事を辞めたくて仕方がない。たぶん「仕事辞めたい病」だ。どうにか克服できないかな?
- あと、実は「病気になりたい」と思っている自分もいる。こんな場合はどうしたらいいのかな?
こういった疑問に答えます。
本記事の主な内容
- 仕事辞めたい病を克服する5つの方法
- 仕事辞めたい病が発生しがちな状況とは?(ケース別克服法)
- 仕事辞めたい病克服の注意点:病気になりたいと思っているとき
- 仕事辞めたい病を克服する労力を転職活動に向ける
といった内容で解説します。
こんにちは、taroです。
社会人当初、色んな理由で仕事を転々とし、お金の安定を求めて公務員になりました。
でも10数年働き、最終的にはパワハラを受けて辞めました。
わりとディープな20~30代でしたが、ようやく良い職場に出会え、今は副業しながらお金・時間に余裕ができたので、ようやく心地良い生活ができています。
私は毎年5月病にかかっていました。
職場に行ってしまうと憂鬱な気分をいつの間にか忘れているといったことも多かったですが、毎日仕事行きたくないとか、仕事辞めたいと思い続けることは辛いですよね。
そこで、私や知人の経験を交えつつ、仕事行きたくない病の克服について、記事を書きました。
仕事辞めたい病を克服する5つの方法
仕事を辞めたい理由は様々です。
- 給料が低い、各種手当が出ない、福利厚生が充実していない
- 労働時間が長い、残業が多い
- 職場の人間関係が悪い、陰口が多い、嫌な仕事ばかりさせられる
- 入社前のイメージとギャップがある
- パワハラやセクハラがある
- 休日にボランティアがある、無駄な飲み会が多い
など考えられますが、こういった不満があまりに募っていくと「仕事辞めたい病」につながっていきます。
そこで、仕事辞めたい病を克服する方法は下記5つ。
- なぜ、仕事を辞めたいのかを考えてみる
- 断れる仕事、他人に任せられる仕事を意識する
- 目線を変える
- ストレス要因をできる限り避ける
- 頑張りすぎない
克服法①:なぜ、仕事を辞めたいのかを考えてみる
えっ?と思うかもですが、大事です。
まずは、「なぜ、仕事を辞めたいのか」を考えてみましょう。
仕事を辞めたいと思う原因が職場環境にあるとき(会社がブラック体質・パワハラ等)、自分では解決できないケースも多いです。
仕事辞めたい病に対し、無理に克服を望むとうつ病等に発展するおそれもあります。
こういった場合、無理に克服しない方がいいです。だから一度、自分で克服可能か、不可能かをはっきりさせて
おきましょう。
多くの人は、今日一日頑張って乗り越えよう、そういった気持ちで毎日を繰り返しています。
ただ、何のために働いているのかを見失うと、会社に行くことが義務になってしまいます。会社のために働いているのではなく、自分のために働いていることを認識しなおしましょう。
そして、逃げたいときには逃げればいい、それぐらいの気持ちで肩の力を抜きましょう。
克服法②:断れる仕事、他人に任せられる仕事を意識する
断れる仕事は断り、そして他人に任せられる仕事は任せましょう。
会社での責任や評価を意識したり、人間関係に悩みを抱えている場合、ついつい自己解決しようとして、知らず知らず自分に負荷をかけていることがあります。
「とりあえず仕事を目いっぱい頑張る」といった気持ちで「仕事辞めたい病」をいつのまにか克服しているケースもあります。
それでも次のことは意識ましょう。
- 仕事に対し、自分の中での優先順位を決める
- できないものはできないと諦め、「断ること、他人に頼ること」を許す
自分にかける負荷が違います。
克服法③:目線を変える
仕事をするうえで、目線を変えることも効果的です。
仕事辞めたい病にかかっているとき、仕事での楽しみが見出せない場合が多いです。
そこで、視点を少しそらすことにしましょう。
例えば、
- 職場では、相手の優れている部分だけを見る
- 職場で素敵な人を見つける
- 給料が入ったら何に使うか考える
など、自分が心地よいと感じるものを探しましょう。
あくまで仕事に支障が出ない範囲になりますが、職場で楽しみを持つことは大切です。
克服法④:ストレス要因をできる限り避ける
ストレス要因はできる限り避けましょう。
なぜなら、慢性的なストレスは働く気力すら奪っていく厄介者だからです。
なので、
- 職場では適宜休憩を挟む
- 嫌なことはシャットアウトする
- 職場以外では仕事のことを考えない
など、ストレス要因は極力避けましょう。
多少周りに迷惑をかけたとしても気にせず、気遣いは「仕事辞めたい病」を克服した後に行いましょう。
そして、ストレスは仕事に限らず日常生活でも起こります。休日の気晴らし等ストレス発散も日々大切に( •⌄• )◞
克服法⑤:頑張りすぎない
仕事辞めたい病を克服するうえでもっとも重要なことはこれです。
頑張りすぎない。
頑張りすぎには副作用があります。
それが、うつ病等の心疾患です。
仕事辞めたい病の原因は様々ですが、人間関係の悩みが根深い、ブラック企業、パワハラ被害、これらの環境で頑張りすぎると、その反動が大きいのは想像に難くないと思います。
こんな場合は、
- 有給・休職等を使っていったん休息する
- 異動願を出して環境を変える
といった方法をとりましょう。
私の知人に長期休暇で一人旅をし、仕事辞めたい病を克服した人もいます。
何か別の行動を起こして考え方を変える、こういったことも大切です。
仕事辞めたい病が発生しがちな状況とは?(ケース別克服法)
次に、仕事辞めたい病が発生しがちなケースについて、それぞれ克服法を考えてみましょう。
仕事辞めたい病ケース①:「新人」の克服法
何かストレス発散に目を向けましょう。
新人の場合、仕事の要領がまだつかめずミスをしてしまう、上司に指摘される、など、緊張状態が続きます。
5月病という言葉が広まっているように、季節的にも気持ちが沈んでしまうこともあります。
なので、ストレス発散に目を向けて、職場以外では仕事のことを深く考えないようにしましょう。
>>関連記事:仕事を辞めたいと思う新卒女性は甘えなのか?|時期を少し意識しよう
仕事辞めたい病ケース②:「50代」の克服法
50代の仕事辞めたい病は「先を見据えること」で克服しましょう。
「退職まであと〇年」とカウントダウンすることで気持ちが和らぐのであれば克服可能かもしれませんが、そうでない場合もあります。
具体的には、
- 退職するまでその職場で働き続けないと今後生活ができないのか
- 早期退職制度が適用できないか
- 生活費(固定費等)を抑えることで、今後の生活に見通しが立つのではないか
- 自分に負荷をかけない職場環境に変えることで改善されるのではないか
など考えましょう。
体力面の負荷にも気を付けなければいけないため、あくまで無理をしない範囲で、生活の見通しを立てて職場環
境を変えるなど、改善策を検討しましょう。
仕事辞めたい病ケース③:「看護師」の克服法
職場環境が過酷ではないか確認してみましょう。
過酷である場合の克服法は転職です。
看護師はまさにストレスフルな環境です。
病院によっては交替勤務や当直体制をとっており、体調管理がしにくい状況もあります。
それに加え、職場の人間関係、患者さんへの対応、大きなミスが許されないなど、気を張る場面がほとんどです。
心身ともに消耗する環境なので、仕事辞めたい病になってもおかしくない状況なのです。
看護師はただでさえ大変なのに、職場環境が劣悪だと、そう簡単に仕事辞めたい病を克服できません。
看護師は人材価値がとしても高く、ほかの職場でも求められる立場です。
労働環境が良い病院もあるので、今の職場環境に耐えがたいなら転職という形で切り替えることをおすすめします。
仕事辞めたい病ケース④:「介護職」の克服法
職場の人間関係に問題がないか意識ましょう。
人間関係が悪い場合の克服法は転職を検討することです。
介護職は仕事辞めたい病にかかりやすいです。
心身ともに疲弊する職種であることに加え、それに見合った収入ではないことが大きな理由です。
ただ、介護職の人が頑張っているから助かる人も多いわけで、やりがいは「感謝されること」なのかもしれません。
大変な業務、高収入が見込めない、業種としてこの現状があるのに加えて、職場の人間関係が悪いとなれば、本来やりがいを感じられるはずの「感謝」を素直に受け止めることができません。
なので、人間関係が悪い場合は転職して環境を変えることも検討しましょう。
仕事辞めたい病ケース⑤:「うつ」の克服法
うつ病になりそうだ、すでにうつの症状が出ている、といった場合、必ず休息を取りましょう。
なぜなら、うつ病になってしまうと、メンタルケアに時間を要し、仕事復帰が容易でなくなるからです。
具体的には、
- まずは心療内科で受診すること
- 職場に休職制度があることを確認の上、休職すること
- 有給制度を利用して休息をとること
- 異動することで改善可能であれば、人事部に相談すること
これらの対策を検討し、メンタルケアを最優先にしましょう。
>>関連記事:うつ病で仕事辞めたい…甘えというパワハラ上司に愕然【退職体験談】
仕事辞めたい病ケース⑥:「旦那」の克服法
最後に、少し視点を変えて、旦那さんが仕事辞めたい病にかかっているときの克服法を考えてみましょう。
克服のカギは「会話」です。
仕事を辞めたいと思う理由は様々であり、「だらしない」とか「しっかりしてほしい」といった一方的な主張をしてしまうと、旦那さんが無理をしてしまう場合もあります。
特に、「パワハラ」と「うつ病」が仕事辞めたい病の原因である場合は、対策が必要です。
職場でパワハラにあっていると、対策しないことでうつ病になる危険性があります。
なので、会話をしっかりとることで、旦那さんの仕事辞めたい病の原因を確認しましょう。
仕事辞めたいと思うことが癖になっている場合もありえますので、仕事を頑張ってもらうのか、そうでないのかは原因次第です。
少し残酷な話ですが、旦那さんに仕事辞めたい癖がある場合、今後一緒に生活していくのかを真剣に考える必要もあります。
相手の不満が大きいと愛情を保てませんし、苦労する人生は避けるべきです。
とはいえ、旦那さんの仕事辞めたい病の原因を確認せずには始まりません。
確認の上、対策を講じましょう。
ケース①~⑤のほか、「営業」、「教師」も仕事辞めたい病にかかりやすい業種といえます。
旦那さんが職場で辛い環境に置かれているのではないか、という配慮があれば会話のキャッチボールもよりスムーズになるかもしれません。
仕事辞めたい病克服の注意点:病気になりたいと思っているとき
上述してきたように、仕事辞めたい病については、うまくいけば克服可能ですが、克服しようとすることでうつ病等になる場合もあります。
克服にあたって、「病気になりたい」と思っているときは注意が必要です。
「仕事を辞めたいから病気になりたい」は、本当にうつ病になる人もいます
仕事を辞めたいから病気になりたいという思考は、病気になるまで耐え続けるという思考です。
仕事が原因のうつ病は、辛い状況を我慢した結果引き起こされます。
我慢はダメです。誰も得をしません。ただただ克服が困難になるだけす。
本当にうつ病等の病気になってしまうくらいなら、退職して働き方を変えるべきです。
病気になる前に転職活動を始めるなど、今の職場が全てではないので、計画的に環境の切り替えを考えましょう。
「会社や業務に向いてないから病気になりたい」は、仕事辞めたい病を克服する必要がありません
会社や業務内容に向いてない場合、そもそも仕事辞めたい病を克服する必要がありません。
人には向き不向きがあり、多くの人が悩む原因の一つです。
向いてない仕事を我慢し続けるよりも、自分が好きになれそうな仕事を探しましょう。
石の上にも三年は長すぎます。
なので、病気になりたいほど向いてないと感じるのであれば、耐える必要、仕事辞めたい病を克服する必要はありません。
「仕事辞めたい病は甘えだ」という思考もまた、克服する必要がありません
仕事辞めたい病の認識があるにもかかわらず、それが「甘え」だと自分に言い聞かせた場合、本当に病気になる可能性があります。
なので、克服の必要はありません。
この場合も耐え続けることを選択するする結果、気付かないところで「病気になりたい、病気になるまで頑張ろう」という思考に向かいがちです。
仕事辞めたい病をただの甘えだと決めつけるのは危険です。
まずは誰かに相談しましょう。
全く甘えではないかもしれません。もし甘えだと言われても我慢するくらいなら続けるべきではありません。
仕事辞めたい病を克服する労力を転職活動に向ける
仕事を辞めたい理由は様々なので一概に言えないのですが、状況によっては、仕事辞めたい病を克服するよりも、転職活動に労力を使った方が良かったりします。
なぜなら、好きでもない仕事を続けるために克服するよりも、好きな仕事を探した方が今後の人生を明るくするからです。
仕事辞めたい病を克服したとして、再発のおそれがないかを一度考えてみましょう。
再発のおそれがある場合は「克服」という考え方を切り替え、在職中に転職活動を行いましょう。
仕事を辞めてからの転職活動では収入がなくなり、軽率に転職先を決めることにもなりかねません。
今一度、自分に問いかけて決めましょう。
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】