- 仕事を辞めたいって甘えなの?「甘えなのか」「甘えじゃないのか」の判断基準を知りたい。
- 甘えとか言われたくない。そのためにはどうすればいいの?
本記事の主な内容
- 仕事を辞めたい理由が甘えとなるか否かの判断基準
- 仕事を辞めたい人が「甘えている」と言われないためにやるべきこと
こんにちは、taroです。
色んな理由で仕事を転々とし、気付けば退職4回です。
4回目の転職でようやく自分らしい生活ができるようになりました。
仕事を辞めたいと思ったとき、「甘えなのか?」という不安や悩みはどうしても付いてきますよね。
私もわりと思います。特に初めの転職のときはそうでした。
なので今回、私の過去と対話しながら、この記事を書きました。
仕事を辞めたい理由が「甘え」となるか否かの判断基準
仕事を辞めたいことが甘えになるのかを判断するにあたって、
- 「甘え」と言われがちなケース
- 「甘え」ではないケース
で考えてみましょう。
仕事を辞めたい理由が「甘え」と言われがちなケース
まずは、辞める理由が「甘え」と言われがちなケースを考えてみましょう。
「甘えと言われても言い返しようがない」という判断基準ですが、これは「誰もが経験する悩みかどうか」です。
誰もが経験して乗り越えてきたことは「そんなことでは辞める理由にならない」と言われかねません。
具体的には、
- 疲れていて頑張れない
- 朝起きるのがつらい、出社がだるい
- 仕事の問題や責任から逃れたい
- とにかく叱られたくない
など、仕事をするうえで誰しもが直面する悩みである場合、辞める理由に説得力が欠けます。
そのため、「ただの逃げ=甘え」と言われる可能性があります。
上記に該当する場合は、今一度辞める以外の方法で改善するよう心がけましょう。
ただし、後述する「甘えではないケース」が原因で上記理由が引き起こされていることもあります。
仕事を辞めたい理由が「甘え」ではないケース
「甘えではないケース」の判断基準は、2つの要因に分かれます。
- 内部的要因:辞めたい理由が明確である
- 外部的要因:職場環境に問題がある
上記要因の場合、仕事を辞めてもケチのつけどころがありません。
「内部的要因」としては、具体的に、
- 今の仕事を続けてもキャリアアップに限界がある
- ほかにやりたい仕事が明確である
- 仕事内容が向いていないと明らかである
など、自分としっかり対話した結果、辞めたいと思っているのであれば甘えではありません。
「外部的要因」は、上述した「甘えと言われがちなケース」の本質的な原因になっているかもしれません。
具体的には、
- 人間関係が良くない、修復も困難である
- パワハラ、セクハラ、マタハラ等のハラスメントを受けている
- 労働時間が異常に長い
- 会社の将来性に不安を感じる
など、人間関係や労働環境が劣悪だとうつ病になる危険性もあります。
そのような場合はもはや「甘え」という問題でもありません。悩み続けず休職や退職に向けて行動しましょう。
>>関連記事:うつ病で仕事辞めたい…甘えというパワハラ上司に愕然【退職体験談】
仕事辞めたいが「甘え」となるか否かを判断するポイント
甘えとなるか否かの判断ポイントは、
- 「悩むことが目的になってないか?」を自分に問いかける
ことです。
悩むことが目的になっている場合、次の職場でも悩みを探します。そしてまた辞めたいと思います。
そうならないためにも、「〇〇だから仕事を辞めたい」ではなく、「〇〇するために仕事を辞める」ぐらい辞めたい理由を高めてみましょう。
前者にネガティブ思考が含まれるのに対し、後者はさほど含まれません。
後者に当てはまれば、甘えなんかじゃありません。
辞める理由として堂々と伝えて大丈夫です。
新卒が「仕事を辞めたいけど甘えかも…」と思うなら入社1年を基準にする
新卒は市場価値が高いため、基本的には「甘えなのか」「甘えじゃないのか」を考えるよりも、より自分が納得いく転職先を見つけて努力した方が良いです。
ただし、今の仕事が「向いてない」という理由であれば、入社1年後に同じ悩みを持つまで続けることもありです。
新卒が「仕事が向いてない」と思う場合、実は仕事内容をまだ把握していないために自信がないだけかもしれません。
入社1年も立てば、自分との相性もわかってきます。
また、入社1年を基準にしておけば転職に有利な行動ができます。
本記事での解説は省略しますが、詳しい記事を下記に貼り付けておきますので、参考にしてください。
>>関連記事:仕事を辞めたいと思う新卒女性は甘えなのか?|時期を少し意識しよう
仕事を辞めたい人が「甘えている」と言われないためにやるべきこと
仕事を辞めたい理由が甘えではないと思っても、先を見据えた行動を取ってないばかりに「結局甘えた考えだ」と言われる可能性もあります。
そこで、甘えと言われないためにやるべきことは2つです。
- 「明確化」と「計画的行動」
仕事を辞めても「甘え」と言われないための「明確化」
まずは、「明確化」を意識しましょう。
明確化は行動計画を具体的にしてくれます。
明確にすることは下記です。
- 理由の明確化:辞めたい理由を明らかにする
- 改善策の明確化:今ある悩みに対し、:辞めたことで改善されるかを明らかにする
- 差分の明確化:辞める場合、辞めなかった場合の各メリット・デメリットをあげ、そのバランスを明らかにする
上記を明らかにして、辞めても後悔しないと思えるようにしておきましょう。
仕事を辞めても「甘え」と言われないための「計画的行動」
仕事を辞めた後を見据えた行動を取りましょう。
甘えと言われないためにはそれなりの行動が必要です。
手順は2つ。
手順①:在職中に転職活動をする
必ず在職中に転職活動を行いましょう。
先の見通しが立たない、収入が途絶える、この2つを避けるためです。
そして、転職活動の過程で「本当に仕事を辞めるべきか?続けるべきか?」を再確認しましょう。
手順②:転職の目途が立って上司に相談する
転職の目途が立ってから退職手続きに移行しましょう。
先の見通しを立てた行動であれば、甘えた考えで仕事を辞めたがっているなんて誰も言いません。
そして、基本的には円満退職を心がけましょう。
仕事を辞めたい理由は様々だと思います。
パワハラ等が理由の場合はなかなか円満とはいきませんよね。
ただ、事務手続きの関係で、旧職場から転職先への引き継ぎ等もあるので、円満退職がベストです。
仕事を辞めたい人は「自己責任」の意識があれば甘えにならない
結論として、仕事を辞めたい理由は何であっても、自己責任の意識があれば甘えを気にする必要はありません。
他人の人生を生きているわけではないですよね。
だから、他人がどうこう言うことでもないし、他人を意識する必要もないのです。
しかし、自己責任で行動することは勇気がいることですよね。
そのためにも、誰からも甘えと言われないくらい計画的に行動しましょう。
そして、次こそ自分らしい働き方をしましょう。
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】