- 入社3年目だけど仕事ができない、もう辞めたい。「とりあえず3年」とか言うけど、そこまでは乗り切った方がいいのかな?
- もし転職活動をするとしたら、どう進めていったらいいのかな?
本記事の内容
- 仕事ができないし辞めたいと思う入社3年目が仕事を辞めてもいい理由
- 仕事を辞めたい入社3年目のための転職エージェントと企業口コミサイトの活用方法
こんにちは、taroです。
私は、新卒で営業職に入社、3年目で仕事を辞めたいと思いました。
そのとき、辞めるという選択はせず、「とりあえず3年頑張る」という気持ちで乗り越えました。
結果として、乗り越えた後に退職しています。
正直、転職が頭にちらつきながらも耐えていただけで、「新卒扱い(第二新卒として扱われること)」の期間を無駄に捨ててしまったことを後悔しています。
(ちなみに、「第二新卒」とは、法的な意味合いは定まっていないものの、各学校を卒業と同時に就職、その後3年以内に転職活動する人を指します。)
こういった経験も踏まえつつ、記事にしました。
仕事ができないし辞めたいと思う入社3年目が仕事を辞めてもいい理由
結論から言うと、辞めたい理由は様々でも、「自分が変わりたい、このままでは嫌だ」と思っているなら、入社3年目で仕事を辞めてもいいと断言します。
その理由について、経験談も踏まえて話します。
3年目で仕事ができない向いてないと悩み、それを乗り越えても退職した【経験談】
私は、新卒で入社した営業職の3年目、仕事ができないし向いてないと悩みながらも、その会社で乗り越えました。
その結果、退職しています。
ただ耐えていただけ、それが退職に至った理由です。
15年程前のことですが、少し話をさせてください。
新卒で入社した営業職はいわゆるブラック企業でした。
過度なノルマと長時間労働は当たり前でした。
1年目は仕事ができるように自分を奮い立たせ、2年目ではある程度の成果を出し、3年目で成績が伸び悩んだことから「仕事ができない」という悩みを抱えました。
そして、会社の営業スタイル(飛び込み営業の数で勝負)が自分には合わない・向いていないとも感じていました。
それでも、毎月従業員が辞めていく中、自分は持ちこたえていたし平均以上の成績ではあったので、社長からはよく声をかけてもらい満足している自分もいました。
「転職」という考えは入社当初から何度もちらついていましたが、それでも努力して成果を出すことに多少なり快感を得ており、上司や先輩も「石の上にも三年」、つまり「3年我慢すれば道は開ける」といった趣旨の話をしていました。
私は先輩たちの理念を信じて「とりあえず3年は頑張ろう」と決めて耐え続けましたが、結局「その仕事に向いてない」という気持ちはぬぐえなかったし、営業成績が下がる度に「仕事ができない」と悩み続けました。
そして、「石の上にも三年」と声をかけてくれていた上司や先輩もまた同じような悩みを抱えていたようで、何人も会社を辞めていきました。
そんな状況下、私は「耐え続けるだけの仕事に意味はない」と感じ、社長の引き止めを押し切る形で退職しました。
仕事を辞めたいまま3年目が過ぎると「新卒扱い」までも手離すことになる【経験談】
仕事を辞めたいと思いながら耐え続ければ、当然3年目が過ぎます。これは非常にもったいないことです。
なぜなら、転職事情として市場価値の高い「新卒扱い」を手離すことになるからです。
再度、営業職時代の私についてです。
私が営業職を退職したのは、入社4年目に差し掛かろうとしているときでした。
本来在職中に転職活動をしたかったのですが、長時間労働・休日出勤が当たり前だったので、離職を先行させました。
退職後、収入が途絶えたので取り急ぎ転職活動を始めました。
その活動過程で後悔したのが、市場価値の高い「新卒扱い」を手離していたことです。
新卒なら入社の可能性があるはずの会社であっても、書類選考で次々に落とされきました。
ちなみに、営業職は自分に向いてないと確信したので避けることとし、別の業種を希望しました。
今のように転職事情が良くなかったこと、地方での転職を考えていたこと、これらの要素もあって転職を困難にしていたように感じますが、「新卒」と「新卒ではない」という違いは強く感じました。
失業手当の恩恵もそう長くは続かないので、私は「キャリア形成を考えていたら今の生活が成り立たない」と思い、とりあえずの形で転職先を決めました。
ただ、その後も転職を繰り返しました。
それは、自分が「やりたいこと・好きなこと」を基準に転職先を決めていなかったからです。
市場価値の高い「新卒」の段階でしっかり自分軸を作って転職活動をしていればよかったなと、今でも多少の後悔があります。
同じ「仕事を辞めたい」でも1年目と3年目では「続けた」という事実が違う
「仕事を辞めたい」という感情が同じであっても、入社1年目と3年目では転職先での評価が違います。
長年採用を担当している知人はこう言います。
- 新卒は採用したいが「また辞めるのでは?」という疑いを常に持っている
- 新卒1年目よりも新卒3年目の方が社会人としての経験はあるし、何より「続けてきた」という事実があるので採用したい
これは事実だと思います。
会社としてはコストをかけて良い人材を育てようとするわけなので、実際入社してすぐに辞められると困るわけです。
3年目になれば仕事を辞めるべきか否かの判断がつきやすい
入社3年目ともなれば、仕事を辞めるべきか否かの判断がつきやすいです。
なぜなら、
- これまでに辞めるか辞めないかをずっと悩んできた(潜在的な意識も含めて)
- 3年目にして辞めるきっかけとなる強烈な理由が生じた
この2つがほとんどだからです。
入社1年目で仕事を辞めたいと思うことと、3年目では状況が違います。
ある程度、職場環境や自分の向き不向きを感じ取ってきたはずです。
その中でビジョンが立たないということは、今後不満・我慢といったネガティブ要素と付き合っていく可能性が高いのです。
これは私の主観的意見ですが、「今の自分を変えたい、より良い働き方をしたい」と思うのであれば、今すぐ行動すべきと断言します。
3年目での仕事を辞めたいという気持ちは、漠然としたものではないと思います。
辞める後悔と辞めない後悔を比較したとき、後者の方が圧倒的に大きいのです。新卒3年目であれば特にです。
なので、入社3年目で仕事ができない・向いてない等その他の理由も含めて辞めたいと思っている人に伝えたいこと、それは、この段階での転職活動はチャンスだから辞めてもいいということです。
仕事を辞めたい入社3年目のための「転職エージェント」と「企業口コミサイト」の活用方法
記事後半は、転職を考える人に向けての記事です。
転職活動をするにあたっては、必ず在職中に行いましょう。
なぜなら、①転職活動を通してやっぱり今の会社がよかったと思った際に続けることができること、②収入が途絶えることは生活に支障をきたすこと、この2点が主です。
上記を踏まえた上で、より良い転職先に辿り着くため、おすすめの求人媒体活用方法を紹介します。
それは、「転職エージェント」と「企業口コミサイト」の併用です。
ちなみに、
- 「転職エージェント」とは、転職アドバイザーによる様々なサポートを受けることができる求人媒体
- 「企業口コミサイト」とは、企業の内情(実際に働いた人の口コミ情報)を見れる求人媒体
のこと。
具体的には、下記の手順です。
- 【転職エージェントと企業口コミサイトの活用方法】
- ①転職エージェントと企業口コミサイトに登録する
- ②企業口コミサイトで気になる企業を探すとともに、内情も見ておく
- ③転職エージェントで気になった企業の求人があれば伝える
- ④書類選考の通過率が厳しい場合、転職エージェントから推薦状付きで応募する
この方法は、情報を網羅的に収集して転職エージェントで正しい情報に整理できます。(口コミはマイナス評価も多いため)。また、転職エージェントでサポートを受けつつ自分の市場価値を確かめ、場合によっては推薦状を利用することで書類選考の通過率も上げることができます。
詳しくは後述しますが、「企業口コミサイト【転職会議】はとりあえず登録、その上で転職エージェントを複数登録する」のがおすすめです。
それでは見ていきましょう。
仕事を辞めたい入社3年目のための「転職エージェント」
入社3年目の方におすすめする転職エージェントは下記3つです。
これらは、完全無料で利用できます。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、求人の量・サポートの質ともに充実しており、申し分ない転職エージェントです。
年齢層が幅広く、全国展開しているので、男女を問わず多くの人が利用しています。
私が利用した際には担当者の対応がとてもよかったです。またサイト画面もシンプルな構成だったので使いやすさも際立っていました。
絶対おすすめの転職エージェントです。
doda(デューダ)
「doda(デューダ)」についても、求人の量・サポートの質ともに充実しています。
また、利用者のポジティブな口コミがとても多く、「企業人気ランキング」は有益です。
さらに、「転職サイト(自分で求人検索・応募型)」との併用が可能なので、自分で希望の求人を見つけてエージェントに推薦文を出してもらうといったやり方も良いかなと思います。
リクルートエージェント同様、絶対おすすめの転職エージェントですが、保有する求人内容はそれぞれ違うので、どちらとも登録して損はないです。
マイナビエージェント
初めて転職活動をする方におすすめしたいのが「マイナビエージェント」です。
キャリアが浅くても徹底してフォローしてくれると好評です。対応の面で文句なしといえます。
『首都圏・関西圏の優良企業とパイプが強く、20代~30代向け』、といった印象です。
求職者に寄り添った手厚いサポートに定評があり、職務経歴書や履歴書について丁寧なアドバイスをくれます。
「じっくり仕事を選びたい」「初めての転職なので、書類の書き方や面接が不安」といった方には最適な転職エージェントです。
仕事を辞めたい入社3年目のための企業口コミサイト
転職会議
「転職会議」の掲載企業数は、圧倒的に多いです。
正社員だけでなく、派遣社員や契約社員の口コミもあるので、情報を幅広く見ることができます。
さらに、気になる企業を見つけて応募することも可能(転職サイト機能あり)です。基本的には転職エージェントを利用した方がより良い結果を出しやすいのですが、「気になる企業に自分で応募する」といったスタイルもとることができます。
「とりあえず使ってみる」という形でも利用価値が高いです。
さいごに:仕事を辞めたい入社3年目の方が押さえるべきこと
この章の初めに「企業口コミサイトの【転職会議】はとりあえず登録、その上で転職エージェントを複数登録する」のがおすすめだと話しました。
その理由は下記です。
- 理由①:【転職会議】の企業掲載数は、かなり網羅性があるから
- 理由②:転職エージェントの保有求人はそれぞれ異なるから(気になる企業の求人に引っ掛かりやすくなる)
- 理由③:転職エージェントのアドバイザーと相性が合わない場合に切り替えが可能になるから
以上を押さえておけば、情報収集も転職活動のノウハウも網羅できるので、より良い結果に繋がりやすいことは間違いありません。
ただ、求人媒体は手段であって、本当に押さえておくべきは、行動することです。
行動しないと仕事を辞めたいという気持ちに対し、何の解決策も見出せません(会社に残るかどうかも含めて)。
なので、行動することが大事です。
そして、行動しながら自分の将来について考えていきましょう(`・ω・´)ゞ
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】