公務員を辞めたい7つの理由&退職経験を踏まえた対処法

  • もう公務員を辞めたい。
  • こんなの自分が描いていた働き方じゃない、、、
  • でも公務員を辞めるってなかなか聞かないし、、、ほかの人はどんな理由で辞めてるのか知りたいな。

などと、気になっていませんか?

本記事では、

  • 「公務員を辞めたい」7つの理由
  • 「公務員を辞めたい」経験者の筆者から伝えたいこと

といった内容で解説します。

こんにちは、taroです。

私が公務員として働いていたのは、10年程。

辞めた理由はパワハラです。ちょっと重いですが、35歳を過ぎて躊躇なく辞めました。

理由は様々あると思いますが、長い人生を嫌な仕事に捧げるって辛いですよね。

そこで今回、私の経験を交えつつ、実際に公務員を辞めた人の声もお借りして、「公務員を辞めたい理由」について記事を書きました。

 

「公務員を辞めたい」7つの理由

実際の声やネット等の情報をもとに、公務員を辞めたい主な理由について調べてみると、おおむね7つにまとまりました。

それぞれ見ていきましょう。

「若手の給料低すぎ!」公務員を辞めたい理由①:お金

理由その①は「お金」の問題です。

新卒や20代の給料は低すぎます。

年功序列制度が適用されているので、仕方ないことではあります。

ただ、真面目に頑張って働き、その結果が安い給料だと正直萎えますし、同じ世代が稼いでいると嫉妬の対象にもなりますよね。

「振り回されて大変…」仕事辞めたい理由②:人間関係

理由その②は「人間関係」の問題です。

人間関係に振り回されて、仕事どころじゃないという人も多いのではないでしょうか。

公務員は閉鎖的かつ縦社会、それにコミュニティも職場関係に収まってしまいがちなので、一度関係が崩れると、悩みが深刻になります。

人事異動で改善される見込みがあるならいいのですが、どの異動先でも人間関係に悩んでいるのなら、そもそも価値観が違うのかもしれません。

そういった場合は、公務員以外の環境の方が自分に合っていることもありますので、まずは、外の情報を取り入れて自分を見つめなおしましょう。

「本当はこんな仕事をやりたいんじゃない!」公務員を辞めたい理由③:業務内容

理由その③は「業務内容」の問題です。

実際に公務員の仕事をやってみると、やりたいことと全然違ったという人も多いです。

公務員の仕事は、基本クリエイティブなんて求められていないし、地味な仕事もあります。

異動した部署次第では、自分の適正とは全く合わないこともあるでしょう。

そういったところが公務員にはあります。

好きな仕事をできないのは、モチベーションを上げるなんて不可能です。

「こんなに残業多いの!?」公務員を辞めたい理由④:労働時間

理由その④は「労働時間」の問題です。

部署によりますが、残業が多いところはいまだにあるのではないでしょうか。

「働き方改革」が進んだとはいっても、公務員は残業しているところが実際に多いです。

私が公務員時代、1週間帰宅できずに職場で寝泊まりしていたこともありました。(今では問題になるかもしれません…)

しかし、忙しい部署では実際に「残業なんて当たり前」の風習がいまだ残っているところもあります(聞いたところあるようです)。

暇すぎることも辛いですが、労働時間が適正でないと体調を崩して当たり前です。

「誰のために働いているのか」、それは本来「自分のため」ですよね。

「国民・県民・市民・町民のために」というフレーズは格好いいですが、「働く者のため」を考えない倫理観や

規則はただの洗脳です。

「これ以上、古い組織の色に染まりたくない!」公務員を辞めたい理由⑤:組織風土

理由その⑤は「組織風土」の問題です。

公務員の組織風土は独特で、体質が古いです。

公務員が今トレンドの社風を取り入れるわけがありませんよね。

組織風土とは「組織において表面化されている価値観」をいいます。

ちょっと堅苦しい話ですが、公務員は憲法15条で「全体の奉仕者」として働く義務を負っています。

なので、組織風土が奇抜であるわけにもいかず、あくまで「奉仕者」として組織が構成されています。

そうなると、公務員の組織風土が根本的に変わることはありません。

そういった組織風土との相性を考えて、今後を決めましょう。

「あまりにも理不尽が多すぎ…」公務員を辞めたい理由⑥:評価

理由その⑥は「評価」の問題です。

正当な評価って何だろう、、、と思う人もいます。

極論ですが、そもそも評価って人がするのではなく機械がすればいいと思います。評価基準があろうとも、結局は評価する人の感情次第で大きく左右されているように感じます。

具体的には、

  • 仕事を頑張っても、上から気に入られないと評価はもらえない
  • 仕事を頑張らなくても、上から気に入られていれば評価はもらえる

といった感じ。

実際に理不尽を感じていたり、評価に納得がいかない人は、見え隠れするこういった仕組みに気付いているのではないでしょうか?

「結果がすべてだ」と思っている人にとっては、公務員は合わないかもしれません。

「もはやメンタルがもたない…」公務員を辞めたい理由⑦:ハラスメント

理由その⑦は「ハラスメント」の問題です。

ハラスメントも大きな理由となります。

組織の構造上「立場の優位性」が顕著に存在するので、ハラスメントは起こりやすいです。

パワハラ・セクハラ・マタハラ被害にあっている人は多く、うつ病になってしまった人もいます。

この場合、退職する人も多いです。

被害を受けて退職を余儀なくされるなんて、正直あってはならないのですが、現実として、被害者が組織に居づらくなり辞めています。

公務員を辞めたい理由⑦(ハラスメント)の補足【体験談】

ここで、私の過去を少しだけ語らせてください。

私はパワハラ被害で公務員を辞めています。

そこで理解したのは、組織は被害者の深い感情を読み取ることはできないし、守ってもくれません。これは間違いありません(どの組織であってもです)。

そして、私の経験上、

  1. パワハラは加害者自身が気付いていないといわれるが、私の場合は故意に行われていた(わかりにくいように、あらゆる状況で嫌がらせをしてくる)
  2. 被害を受けても、相手に優位性があるし、その後の職場環境を考えると相談しづらい
  3. 耐え続けれて、メンタルがやられた

といった感じでした。超絶つらたんです…(´・ω・`)

つまり、公務員にも人を攻撃する本当に悪い人間がいると悟りました。

どうせ悩むなら「自分のためになる悩み」でありたかったです。

ハラスメントは自分だけで解決することが困難です。

この場合、すぐに辞めることも手段ですが、まずは誰かに相談するなど、必ず対策を講じましょう。

 

「公務員を辞めたい」経験者の筆者から伝えたいこと

私は、パワハラ被害時だけでなく、20代の頃にも「公務員を辞めたい」と強く思っていました。

そんな私から、辞めたいときの対処法として、2つほどアドバイスをさせてください。

それは、

  • 一度は「辞めるリスク」を考える
  • 転職活動は公務員を辞める前に行う

です。

一度は「辞めるリスク」を考えておこう

結論として、どんな理由であろうと、公務員を辞めたいと思ったとき、納得するまで自分と向き合うことが必要です。

なぜなら、辞めないリスクの方が大きいのですが、現実的に辞めるリスクもあるからです。

わかりやすいのは「収入面のリスク」ですね。

なので、本当に公務員を辞めていいのか、一度考えるべき。

例えば、

  • 嫌いな公務員だけど、どうにか好きになれないか
  • 公務員を辞めるリスクは収入面のほかにあるか

など。

一度考えてみて、「やっぱり公務員を辞める」と納得のうえ決断したのであれば、後悔することはありません。

それに、周りがどう言おうとも、あなたの決断は甘えでも何でもありません。

転職活動は公務員を辞める前に行おう

転職活動は在職中に行いましょう。

私は「パワハラ被害→休職→退職→転職活動」の流れだったので、心に余裕が持てませんでした。

なので、これは絶対といえるアドバイスです。

公務員を辞めたいと思っている時点で、働き方の選択肢は限られています。

あなたが直面している働き方はおそらく下記3つ。

  • 選択肢①:公務員を続ける
  • 選択肢②:公務員を辞めて、転職する
  • 選択肢③:個人で稼いでいく

そして、これら選択肢を考察すると、おのずと答えは②になります。

  • 選択肢①について:一度辞めたいと思っているので、モチベーションは保ちづらいし、やっぱり公務員が合わないと思ったときには、退職しづらい環境(年齢・家族等)になっている
  • 選択肢②について:退職手続き、転職活動は大変だけど、しっかり行動すれば好きな仕事に出会える可能性は十分にある
  • 選択肢③について:個人で稼いでいくにしても、在職中は副業禁止だし、退職後すぐに稼げない

なので、転職活動は在職中に行いましょう。

事前に計画し行動すれば、必ず上手くいきます。

 

ーーー【追記】ーーー

筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。

もし興味があれば、ご覧ください。

≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】

 

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