- 公務員をもう辞めたい。
- でも辞めた後に後悔しそうだし、失敗したくないな、、、
- 実際に公務員を辞めたら、どんな後悔があるんだろう。
と、気になっていませんか?
本記事では、こういった疑問に対して、
- 公務員を辞めた後悔として想定される5つ
- 公務員を辞めた後悔が辞めない後悔を上回ることはない理由
といった内容で解説します。
こんにちは、taroです。
私は、元地方公務員で勤務年数は10年程。
パワハラ被害を理由に35歳を過ぎて退職しました。その後転職活動もうまくいき、今は休暇を利用してブログ書いてます。
公務員を辞めたい理由は様々でしょうが、いざ辞める決断を迫られたとき、「辞めたことで後悔するかもしれない」という不安がよぎりますよね。
そこで、私の経験、それに実際に公務員を辞めた人の声もお借りしつつ、どんな後悔が起こりうるのか、記事にしました。
公務員を辞めた後悔として想定される5つ
公務員を辞めて後悔するとしたら、どんなことが想定されるのか考えてみましょう。
そして、あなたにとって絶対に譲れないものかどうかを確かめましょう。
例えば、下記のような後悔が想定されます。
- 安定職を手離す後悔
- 社会的な信用がなくなる後悔
- 大切だった人間関係が切れる後悔
- 公務員より転職先の労働環境が悪かったときの後悔
- 本当にやりたい仕事が公務員だったときの後悔
ひとつずつ、見ていきましょう。
想定①:安定職を手離す後悔
「安定的な収入がなくなる」「将来の退職金や年金の心配」このような不安があるかもしれません。
「公務員=安定」と思っていればそうなると思います。
ただ、公務員が安定しているいうのは幻想です。今の時代公務員は安定していません。
詳しくは、「公務員が安定してないと思う理由【私は不安定な10年でした】」という記事で解説していますが、「収入面・心身面・人材価値の面」において、むしろ民間企業より不安定要素が多いのです。
この点に関しては、真実を見つめるべきだと思います。
「公務員が安定職だから」という理由での退職断念は、おそらく辞めなかった後悔をしてしまいます。
想定②:社会的な信用がなくなる後悔
社会的な信用がなくなることへの後悔も考えられます。
公務員には社会的信用がたしかにあるので、優遇される面は存在します。
ローンの審査を考えればわかりやすいですね。
公務員は、住宅ローンでも審査が通りやすいです。
そのほか、身内や一般の人から見て、社会的信用が置かれやすい地位だとも思います。
ただ、それくらいかなぁとも思います。
そのような地位が本当に必要か、辞めない理由になりうるかを考えましょう。
想定③:大切だった人間関係が切れる後悔
大切だった人間関係が切れるのではないか?という不安もあるかもしれません。
公務員は特に公務員同士でコミュニティを作る傾向があります。なので、信頼できる仲間が構築されているかもしれません。
ただ、私の経験上全く問題ないのかなと思います。
大事な家族と縁を切るわけでもないですし、本当に信頼できる仲間であれば辞めても連絡をとればいいのかと。
私の場合、わざわざ昔の職場仲間に連絡を取ろうとすら思いませんでした。
新しい働きの場で努力することで精いっぱいです。
進んだ先でコミュニティができるので、寂しさとか全くないです。
想定④:公務員より転職先の労働環境が悪かったときの後悔
転職先の方が激務だったり人間関係が悪い場合、公務員を辞めなければよかった、と後悔するかもしれません。
転職後の労働環境を予測することはある程度できても、実際にどうなのかわからないですよね。
それは公務員に成りたてのときもそうだったと思います。
わからないことの不安や恐怖はありますし、徐々に慣れていくしかありません。
ただ、公務員は働けば働くほど依存せざるをえなくなるので横展開が難しいけど、民間企業は違います。
労働環境が悪かったら、そこで磨いたスキルを活かして再度転職することもできます。民間企業で養ったものは市場価値があるからです。
次の働き先で絶対に失敗したくないと強く思えば、自分を縛り付けることになります。
今は働き方も多様化しているので、進んだ先で失敗しても、再度自分に合った環境を探していけばいいだけです。
想定⑤:本当にやりたい仕事が公務員だったときの後悔
「本当にやりたい仕事がやっぱり公務員だった」、こういった後悔が懸念されるのであれば、公務員を辞めることは慎重に判断すべきです。
やりたい仕事に就くことは、そう簡単ではありません。
ましてや、努力して合格を勝ち取った地位です。
今の仕事が好きなら、どうにか公務員でやっていける方法を考えましょう。
ハラスメントやうつ病の症状があるなど、続けることが困難な場合もありますが、そうでない場合、本当に辞めなければいけない状況なのかを真剣に考えるべきです。
好きな仕事に巡り合えたことは、とても幸運です。
もしも公務員を辞めたとして、次の働き方にシフトする際、追い求めていくものは「好きな仕事」であり、それに出会うための旅です。
公務員を辞めた後悔が辞めない後悔を上回ることはない理由
結論として、公務員を辞めた後悔について、そんなに不安を持つ必要はありません。
その理由等について、解説していきます。
実際に公務員を辞めて後悔する人はそんなにいません
正直なところ、公務員を辞めて後悔する人なんて、そうはいません。
なぜなら、公務員を辞めた多くの人が、その過程において「納得いくまで考え決断している」からです。
誰でも「公務員の地位を手離す不安、今後やっていけるかの不安」を一度は持ちます。
もしも誰かに「公務員を辞めて後悔する」と言われているとしたら、考えてほしいのです。
「その人は実際に公務員を辞めた人なのか?自分にとって説得力のある内容なのか?」をです。
ほとんどが具体的ではないと思います。自分自身の話ではないからです。
公務員を実際に辞めて後悔したと主張する人を聞いたことがありません。
私自身、公務員を辞めたこと自体に後悔したことは一度もありません。
つまり、自分が納得するまで考え辞めると決めたのであれば、それは公務員を辞めて後悔するような決断ではないのです。
【体験談】私はやめて正解だったが、唯一の後悔といえば「20代や新卒の時点で公務員を辞めなかったこと」
35歳を過ぎて公務員を辞めた私ですが、強いていえば一つだけ後悔があります。
それは、20代で公務員を辞めたいと思ったにもかかわらず、そのときに辞める決断をできなかったことです。
公務員が向いてないと若い段階で思ったのに、続けたことで自分の可能性に挑戦できる幅を狭めてしまったとは感じています。
35歳を過ぎて転職活動を始めたとき、IT関連の仕事をしてみたいと思いました。
今後も市場価値の高い業界だと確信したからです。
でも30代未経験の私には門戸が開いていませんでした。
30代以降で公務員を辞める場合、そういった現実があります。
なので、20代の人は後悔しないために、どういった行動を採るべきか、考えてほしいと思います。
>>参考:【体験談】公務員を辞めたい20代・第二新卒が迷わず行動すべき理由
後悔に目を向けるのではなく、明るい未来に目を向けましょう。
20代であれば特に、そうでなくても、公務員を辞めた後悔が辞めない後悔を上回ることはないし、ありえません。
後悔とは、行動しないことが引き起こす現象です。
自分が納得して行動すれば、そもそも後悔してる暇すらありません。
なので、自分が今度こそ「好きな仕事」を掴むためにどうすればいいのかを納得するまで考え、その明るい未来に目を向けましょう。
その未来が当たり前になっていきます。
後悔という不安を吹き飛ばすくらい、行動しましょう。
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】