- 念願の公務員になれたけど実際働いてみるとなんか違う、、、
- 考え方が合わないんだよなぁ。向いてないのかな、、、
- 正直もう公務員を辞めたい、、、
- でも、辞めてはいけないのかな?
- 本当に向いてないのかな?よくわからない、、、
と悩んでいませんか?
本記事ではこのような悩みについて解説します。
本記事の内容
- 公務員に向いてない・辞めたいと悩む人が確認すべき6つの判断基準
- 「公務員に向いてない」と思ったときの対策
※公務員を辞めたい20代向けの記事です。
こんにちは、taroです。
私は元地方公務員です。勤務年数は10年程でしたが、
20代で公務員の考え方が合わないし向いてないと思う→辞めたいと強く思う→周りの反対で断念→公務員を続ける→めちゃ仕事頑張る→仕事も順調になってきた→30代でパワハラを受け休職→退職
といった感じで、わりとハードスケジュールでした。
公務員時代の私もそうだったんですが、向いてないと感じても辞めるのは勇気がいりますよね。
ましてや、向いてないのかどうかもハッキリしていなければ、辞めた方がいいのかさえわからない。
そこで、私の経験も交えつつ、公務員の「向き不向き」について、また、その後の対策について、記事にしました。
公務員に向いてないから辞めたいと思う人が確認すべき6つの判断基準
公務員を辞めたいと思っても、衝動的に行動するのはオススメできません。
そこで、「自分が公務員として働き続けることができるのか、改善の余地があるのか、それとも辞めた方がいいのか」を確認してきましょう。
判断するための確認項目は下記6つです。
- 公務員の仕事が好きといえるか考えてみる
- 職場環境を客観的に見てみる
- やりたい業務とやりたくない業務を比較してみる
- 「向いてない」と言われたことがあるか振り返ってみる
- プライベートが充実しているか確認してみる
- 30代になったときの自分をイメージしてみる
判断基準①:公務員の仕事が好きといえるか考えてみる
公務員として、あなたはその仕事を好きといえるか、考えてみましょう。
好きならあなたが今後働いていくべき環境です。今は向いてないと思うかもしれませんが、努力も継続もできます。逆をいえば、好きになれない仕事を定年退職まで続けていくことは酷です。
「やりがい」を基準に考えるといいです。
公務員の場合は民間企業と違い、法律によって「全体の奉仕者」としての義務を負っています。
組織の各指針も、これに沿うように作成されているんですよね。
そうなると、公務員は自分主義の業務遂行が当然できません。あくまで「奉仕者」であることを前提に「やりがい」を見出すことになります。
なので、「人や公益のために仕事をし、やりがいを感じるか」、大きな概念ですが、これが公務員として身を置き続ける判断基準となります。
判断基準②:職場環境を客観的に見てみる
今の職場環境について、冷静に客観的に見てみましょう。
冷静に見てみると、周りの動きが自分と違っていたり、実は劣悪な環境だったと気付くことがあります。
例えば、仕事で結果を出している人を観察してみると、
- 上司に報告するタイミングがうまい、また準備もしっかりしている
- 優先順位を決めており、無駄なことはしていない
など、自分の動きとは違う面が浮かび上がってくるかもしれません。改善可能であれば真似するべしです。
そのほか、職場全体を見回したとき、
- 業務の丸投げとかたらい回しが多いけど、これが当たり前なのか
- みんな残業が仕方ないと思っているけど、あまりに多くないか
- 上司や先輩がよく注意してくるけど、指導や教育はしないよな
- 明るい職場に見えるけど本当にそうなのか、無理して笑っている人が多くないか
など、自分に原因があるというよりも、職場環境が劣悪な場合もあります。
判断基準③:やりたい業務とやりたくない業務を比較してみる
あなたが公務員として働き続けるにあたって、「やりたい業務・やりたくない業務」がどれくらいあるのかを考えてみましょう。
この2つの量を比較することで、やりたい業務(部署)に従事できるよう努力すべきか否かが判断できます。
組織全体の業務内容として、やりたくないことばかりだったら注意が必要です。
どの部署に異動したとしても、やりたい業務ができず、仕事嫌いになってしまいます。
やりたい業務があった場合、今後その業務に従事できる可能性も考えてください。
やりたい業務はほかの人も希望しているはずなので、実際に従事できるかは別問題です。
判断基準④:「向いてない」と言われたことがあるか振り返ってみる
上司や先輩から「向いてない」と言われても、直接受け止める必要はありません。
なぜなら、仕事の「向き不向き」とは、他人が判断するものでも、できるものでもないからです。
作業の器用・不器用の判断はできます。
しかし、「向き不向き」は自分自身の内側にある問題です。
つまり、「自分に向いてる仕事かどうか」は「その仕事を好きといえるか、努力して継続して改善できるか」という問題です。
もし、あなたが「向いてない」と言われている場合、
- 本当はやる気を起こさせたいだけなのか
- 単なる嫌味なのか
を見分けましょう。
案外「やる気を起こさせたいだけ」ということもあります。
判断基準⑤:プライベートが充実しているか確認してみる
公務員にとってプライベートは大事です。
公務員は閉鎖的な環境なので、ほかと比べて公私ともに開放的な側面が制限されがちです。
なので、上手にストレス発散をしていく必要があります。
そこで考えたいのが、休めるはずの時間を仕事に奪われていないか、ということです。
例えば、
- 残業や休日出勤が多い
- イベントごとは実質強制参加になっている
- 休みの日も仕事のことを考えなければいけない
といった状態だと、前向きな気持ちで仕事なんてできません。
公務員といえど、休めるときは休むべきです。
判断基準⑥:30代になったときの自分をイメージしてみる
ここが最重要項目です。
公務員のまま30代になったときの自分をイメージしてみましょう。
最重要というからには理由があります。
もし30代になって公務員を辞めたいと改めて思っても、その頃には、あなたの市場価値はほぼありません。
やりたい仕事を見つけるというより、受け入れ先を探す形になります。
>>参考:【体験談】公務員を辞めたい20代・第二新卒が迷わず行動すべき理由
それに、家庭を持つと身動きも取りづらくなります。
なので、特にここはしっかり考えましょう。
もしかすると、イメージすら湧きにくいかもしれません。
そんなときは、職場で尊敬している上司・先輩を思い描きましょう。
特に30代の人がいいです。
尊敬する人が全くいない場合は注意が必要です。あなたが求める働き方がそこにないのかもしれません。
尊敬する人がいたら、そこに届きそうか、公務員として満足しているか、イメージして確かめましょう。
公務員に向いてないから辞めたいと思ったときの対処法
記事後半では、やっぱり公務員に「向いてない」または「向いてないのかもしれない」と思う人に向けて、今後の対策を解説していきます。
下記2つのタイプに分けて解説します。
- いまだ「公務員に向いてない」のかハッキリしない場合
- 「公務員に向いてない」とハッキリした場合
いまだ「公務員に向いてない」のかハッキリしない場合の対処法
この場合は、いくつかの策を講じてみましょう。
曖昧な状態で衝動的に辞めても、収入が途絶えるなどのリスクを伴います。
かといって、悩んだまま仕事を続けることもオススメできません。
具体的には、
- 休暇を取ってリフレッシュする
- 同僚・友人等に相談してみる
- 人事異動の希望を出してみる
- 一度成果を出すことに集中してみる
- 転職活動をはじめてみる
など。
現状の悩みを改善できるきっかけとして、試してみる価値ありです。
また、在職中のうちに転職活動を行うことで、視野が広がり、今後の働き方をどちらに向けるべきか定まってくると思います。
なお、公務員を辞めたい20代に向けての記事「【体験談】公務員を辞めたい20代・第二新卒が迷わず行動すべき理由」も参考になると思います。
「公務員に向いてない」とハッキリした場合の対処法
この場合、転職活動を始めましょう。
上述したように、30代で転職したくても希望の仕事はなかなか見つかりません。
そして、公務員の仕事をいくら続けても市場価値は上がらないので、早めに切り替えた方が合理的です。
公務員を辞めるのがもったいないという意見もありますが、20代の場合、その発想は完全な間違いです。
民間企業であれば、30代に突入しても横展開が可能です。
しかし、公務員はそれがないのです。公務員としての特化スキルを高めていくだけで、市場価値はほとんどありません。
今後長い人生にわたって働いていくのです。公務員に向いてないとハッキリしたのなら合理的に動き出しましょう。
そして、注意点があります。
「在職中に転職活動をする」ことは絶対です。収入が途絶えるリスクは避けましょう。
これを前提として、合理的に転職活動を行うには「転職エージェント」を利用するのがいいかなと思います。
転職活動に慣れているならまだしも、働きながら空いた時間で活動しなければいけません。
超ハードですよね、、、でも必要です。
そこで、専門アドバイザーの力を借りましょう。
自分のやりたい仕事・難しい手続き、幅広く相談できます。
doda(デューダ) |様々な転職スタイルに対応。転職成功者の実績・評判がともに高い。全国都市部に拠点あり。
リクルートエージェント|体制も安定的で面接対策好評。案件も豊富。全国都市部に拠点あり。
※登録は5分程度で終わります。一度登録してメールを確認しつつ、興味ある案件に応募するだけです。担当者との相性もあるので、これら2~3社を登録してやりとりを交わし、選んだ方がいいかなと思います。
繰り返しますが、大事なことは在職中に転職活動を始めることです。無駄にリスクを取ってはいけません。
熱量は要りますが、今後の自分のため、やりましょう(`・ω・´)ゞ
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】