1年での異動って早すぎますよね。
自分は何かやらかしたか?左遷じゃないのか?などと混乱しそうです。
確認ですが、
- 左遷とは、それまでの官職・地位から低い官職・地位におとすこと
- 栄転とは、今までよりもよい地位に移りかわること
という意味になります。
異動となれば、実際会社は自分のことをどう見ているのか気になるところですが、本人が喜んでいれば、それは「栄転」と考えてよいと思います。
あなたは異動先の部署を望んでいると素直に受け止めることができます。
しかし、今のあなたは「自分は左遷されたんじゃないか!?」と思って、この記事に足を運ばれていると思います。
しかも、1年での異動となれば、その理由も知りたいし、今後どういったキャリアを目指すべきか迷ってしまうかもしれません。
色々考えるのが面倒だし気にしない!というのも手ですが、そうもいきませんよね。
基本的に、不人気な部署・場所への異動は「左遷」の可能性があります。
やはり、不人気なところへは異動したくないですもんね。
しかし、不人気だったり、本人が納得していない場合であっても、左遷とは限りません。
人事異動は、様々な事情によって行われます。
異動先が人手不足になっていれば、あなたのことが本当に必要だったのかもしれませんし、それこそ、そこで大きな成果をあげるチャンスにもなります。
ですので、あなたが本当に左遷を受けているのかどうか、見分け方を確認していきましょう。
左遷かどうかの見分け方
左遷かどうかの見分け方を解説します。
先輩や上司がキャリアアップとして通ってきた部署なのか
あなたが異動した部署の出身者がその後どのようなキャリアアップをなしているかを確認してみましょう。
先輩や上司がその後昇進・昇格をしているのであれば、それは人材育成による異動ととらえるべきでしょう。
異動先が自分のスキルに見合っているか
自分のスキルに見合っている部署であれば、適材適所となるわけですから、あなたがその部署に求められていることになります。
自分のスキルに見合っていない部署であっても、管理職候補であれば、様々な部署を経験させる傾向があります。
役職や階級が上がったか下がったか
役職や階級が上がっているのであれば、あなたはしっかり階段をのぼっているわけですから、悲観的になる必要はないでしょう。
逆に下がっているのであれば、それは左遷といえるでしょう。
不祥事や大きな失敗をしていないか
不祥事や大きな失敗は左遷の対象になります。
そこを挽回するためにがむしゃらになって働くか、別の道を歩くのか、考え方は人それぞれになってくると思います。
異動前に上司や同僚とのトラブルはなかったか
上司や同僚との間でトラブルを抱えていたり、ウマが合わないといった状況があれば、左遷の可能性があります。
職場にとって迷惑な人材として左遷されることはあります。
もしも思い当たることがあれば、左遷されたのかもしれません。
不正の発覚や防止の観点での異動ではないか
あなた自身に限らず、部署内で不正があった場合は環境改善のために異動が伴う場合もあります。
あなたに不正の原因が全くないのであれば、キャリアアップに悪影響を及ぼすことはないので、気持ちを切り替えて新しい部署で成果をあげましょう。
会社全体のバランスに必要な人員配置ではないか
これは自分の感覚で左遷であるか否かを判断することが難しいと思いますが、やはり人事や幹部は会社全体のバランスをみて異動を決定します。
どうしても異動理由を知りたい場合は、上司や人事部に確認することにしましょう。
能力や適性が不足していなかったか
正直ここが一番不安になる部分だと思います。
果たして自分が会社にとって必要な存在なのか、足手まといになっているのではないか、など考え込んでしまうこともあるかもしれません。
先ほどと同じように、どうしても理由を知りたい場合は、上司や人事部に確認することも手ですが、能力不足や適性不足の場合だと上司等が正直に話してくれることはあまり期待できません。
そこは自分で判断するべきなのかもしれません。
異動先の対応はどうか
私も一度左遷を受けたことがありますが、その際には周りの接し方に違和感を感じることがよくありました。
「なんでここに異動してきたの?」「何かあったの?」等の質問を受けたり、上司からの言葉が多少きつめだったりもします。
周りが「こいつは左遷されたやつだ。」という認識やバイアスを持っていると、それなりの言動になりますので、こういったことも一つの指標になるかもしれません。
まとめ
ここまで左遷の見分け方を確認してきました。
自分が左遷なんだと感じた人もいるかもしれません。
しかし、左遷を受けたとしても人生が終わるわけでもなければ、あなたの頑張り次第で挽回できる可能性はあります。
自分自身を見つめなおす機会にもなりますし、挽回しようとする気持ちはあなたを成長させる熱量になります。
新しい環境で仲間ができれば、人脈を広げるチャンスにもなります。
左遷の内容にもよりますが、異動に納得がいかないという理由で退職や転職を考えるよりも、一度異動先で頑張ってみて、それでも、会社にいる意味を見出せないのであれば、それから転職等を考えることもありだと思います。
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】