- 会社で仕事を与えてもらえない、、、
- 会社での居心地はわるいし、周りの目が気になるし、仕事のフリをする時間が辛い、、、
- 今後どうしたらのかわからない。
- このまま仕事を続けるべき?環境を変えるべき?
と、思い悩んでいませんか?
私も仕事を与えられない時期があって苦しんだことがあるので、ちゃんと解決策となるよう努めて記事にしました。
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
「仕事を与えられない」状況はそもそもパワハラです。
まずは、あなたが受けている行為が何なのかを知っておきましょう。
結論から言うと、「仕事を与えない」という行為態様はパワハラの典型例に該当します。つまり「仕事を与えられない」状況はパワハラに当たりうるということです(その他の要件もあるので詳しく後述します)。
行為内容が一般的にみて深刻なんだと知ることで、個人で「許容できるもの・できないもの」の判断がつき、今後の動き方が明確になります。
パワハラとは、簡単にいえば、「職場において、優位性(上司・先輩、経験の長い同僚・部下など)を背景にした、いじめ・嫌がらせ行為」です。
行為態様については分類されていますが、今回のケースでいえば、典型例の一つ「過小な要求」に相当します。
「過小な要求」については、ハラスメント対策専門サイトの一部を引用すると、下記のとおりです。
過小な要求
本来の仕事を取り上げるパワハラ
業務上の合理性なく能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや、仕事を与えないことは「過小な要求」型のパワハラです。
例えば、営業職として採用された社員に営業としての仕事を与えずに草むしりばかりさせたり、お前はもう仕事をするなといって仕事を与えずに放置したりすることなどが該当します。
出典元:あかるい職場応援団
上記環境にあれば、パワハラを受けている「可能性」があるということになります。
ここで、「可能性」とお話している理由として、「仕事を与えない」行為すべてがパワハラになるわけではありません。
パワハラに該当する要件として、
- ①「職場での優位性(上司など)を背景にしているのか」
- ②「業務の適正な範囲を超えた内容なのか」
- ③「相手に精神的・身体的苦痛を与えたり、職場環境を害する行為なのか」
さらに今回のケースでは、
- ④「継続的な行為なのか」
などを満たす必要があります。
・・・
・・
・
ちょっと難しいですね、、、すごくざっくりいうと、
- ④ → 仕事を与えられずに放置されっぱなしなんだけど…
- ① → あなたにやられたら、逆らうことなんてできないよ
- ② → 仕事上必要とはいえないくらい、やりすぎだよ
- ③ → そうなると、「ただの嫌がらせ」でしょ
といった感覚があれば、パワハラ対策に目を向けるべきということになります。
きつい内容になりましたが、あなたが受けている行為は、パワハラといえる「ただの嫌がらせ」なのか違うのか、今後その可能性があるのかも含めて、今一度確認しておきましょう。
会社で仕事を与えられない理由
次に、会社で仕事を与えられない理由について考えてみましょう。
大きく捉えると、下記の2パターンがほとんどです。
- ただの嫌がらせ(パワハラ)
- 信頼がない
会社で仕事を与えられない理由①:ただの嫌がらせ(パワハラ)
前述の内容と自分を照らし合わせて、ただの嫌がらせだと感じたのであれば、すでにパワハラ被害にあっている可能性があります。
パワハラ対策に目を向けましょう。
パワハラは、国としても対策を急いでいる社会問題です。
それだけ被害者のメンタルなどに深刻な影響を及ぼすものです。
この場合、絶対に一人で悩んではいけないので、基本的に信頼できる人や専門窓口に「相談」するという形で対策を図っていくことになります。
会社で仕事を与えられない理由②:信頼がない
多くの場合、経験値が足りず信頼を置かれていない、今までの自身の行いにより信頼をなくした、といった状況に当てはまるはずです。
対策としては、信頼がない(なくなった)のなら、信頼が得られるよう努めるしかありません。
なぜなら、自分の意識次第で信頼を取り戻すチャンスは十分にあるからです。
では、もう少し深掘りして考えてみましょう。
まず、信頼が得られない状況として、
- 新入社員・異動直後のため仕事ができないと判断されている
- 大きなミス・失敗をしたり積み重ねてきた
- 仕事をいつまでも覚えない
- 仕事が遅い
- 責任感がない
- 仕事を選んだり、グチを言ってきた
- 上司など相手の立場を考えずに批判した
などが考えられます。
上記だと、仕事を与えられている人に比べ、これと異なる対応を受ける可能性はあります。
上記に当てはまっていてもそうでなくても、信頼がないということに気付けば、信頼を得るための努力に集中すべきです。
仕事を与えられないといった過酷な状況を考えれば、
- 自分がやれる仕事があれば、しっかりやる
- ミスや遅れが起きないよう、勉強やシミュレーションをする
- ほかの従業員が嫌がる仕事は、お願いしてでもやる
- ほかの従業員が大変そうだったら、「手伝えることはありますか?」と声をかけてみる
などの意識・行動は必須です。
上司や先輩側に余裕がない場合であっても、上記を徹底していけば、改善は見込めます。
ただし、問題も潜んでいます。
自分が努力しても、改善するまでが長い、ないしは改善が見込めずに同じ状況が続くことです。
この場合も考えて後述しますが、そのときはやはり環境を変えた方がいいと思います。
もはやパワハラを受けている状態と同等です。
しかし、初めから努力は実らないとあきらめるのではなく、改善の光があるのであれば、信頼を得るための努力に集中しましょう。
会社で「仕事を与えられない」状況を改善するために:対処法
あなたのとるべき選択肢は、大きく2つです。
- 今の会社で仕事を与えられるよう努める
- 仕事を与えられる環境に切り替える
今後の仕事に対する考え方を定めておきましょう。
対処法①:今の会社で仕事を与えられるよう努める
今の仕事を続けるにせよ、環境を変えるにせよ、行動が必須になることはこれまで話してきたとおりです。
いずれにしても「仕事を待つ」という選択肢では、より状況を悪化させることにしかならないからです。
仕事を与えられない状態が続くということは、自分が耐え続ければどうにかなるというわけではありません。
経営悪化によるリストラ(整理解雇)、業績を上げる努力が認められないとの判断による解雇(普通解雇)といったリスクをともない続けます。
ある日突然、解雇を告げられることになっては、それこそ身動きが取れなくなってしまいます。
これまでの意識・行動を変えるなんてできるのか、と思われるかもしれません。
正直、今の状況が窮地(きゅうち)に立たされていると理解できなければ、意識・行動を変えるのは難しいです。
薄々わかっていたかもしれませんが、今の会社に居続けると決めたのであれば、ある程度の覚悟が必要です。
だから、ここで気持ちを固めましょう。
対処法②:仕事を与えられる会社に切り替える
正直なところ、ほかの働き方(転職等)を選んでいいと思います。
置かれている立場はかなり厳しいはずなので…。
行為内容としてはパワハラに当たりえますから、すでに仕事が与えられない日々が続いているのであれば、仕事がないという問題だけでなく、人間関係や自身のメンタル・体調の面にも影響がでてきます。
そうなると、別の生き方に目を向けた方が、自分を大切にした最適な考え方なのかもしれません。
ただ、すぐに別の生き方をするなんて、実際は難しいです。
なので、下記を提案します。
- 今の会社で信頼を得られるよう、もう一度頑張ってみる
- その間に別の働き方にも目を向ける、具体的には、自分が本当にやりたいことを探し行動する
もしもの際に身動きが取りやすくなるよう、環境を少しずつ整えていきましょう。
さいごに:会社で仕事を与えられないと悩んでいるあなたへ
記事のポイントをまとめます。
- 「仕事を与えない」ことは、パワハラに当たる可能性あり
- 「仕事を与えられない」理由は、「ただの嫌がらせ」か「信頼がない」がほとんど
- 「ただの嫌がらせ」なら、パワハラの可能性が高いので、相談などによる対策が必須
- 「信頼がない」なら、大変だけど信頼を得るための努力をすることで、改善のチャンスがある
- 「仕事を待つ」はダメ
- 今の会社で仕事を頑張る、または、それと並行して自分が本当にやりたいことを見つけていく
最後の部分の「今の会社で仕事を頑張る、または、それと並行して自分が本当にやりたいことを見つけていく」というのが、リスク回避の観点からも有効なのかもしれません。
というのも、現状では一つの会社に依存することがおそらく危険なので、選択肢を増やしておくことが必要かと思います。
自分の目的・目標を正しく定めて動き続ければ、それに応じた景色が必ず見えてきます。
今が踏ん張りどころではありますが、この記事を最後まで読まれたということは、すでにたくさん悩み、自分の方向性を見定めようと必死に考えている…。
だから、「無理はしない」という条件つきで、先に進むための「今やるべきこと・今できること」をしっかり選定して精一杯やりましょう(`・ω・´)ゞ
ーーー【追記】ーーー
筆者はパワハラ被害で長く苦しみ、当時のことを記事にしています。
もし興味があれば、ご覧ください。
≫パワハラ被害者のその後【辛い経験だったけど幸せをくれました】